先週、ロードレース界に激震が走りました!
Team Skyの公式WEBサイトで突然「2019年12月31日をもってスカイグループがスポンサーから撤退する」と発表したのです。
つい先日、NEWジャージを発表したばかりのSky。
ロードレース界ではダントツの強さを誇る、常勝軍団です。
アシスト選手ですら他チームではエース級の選手がズラリ。
徹底したチーム管理が特徴のチームです。
そしてメインスポンサーはスカイグループ。
メディア王のルパート・マードックがオーナー・・・でした。
実は今年秋にスカイグループは買収されてマードック氏の手を離れたのです。
マードック親子はかなりのロードレース好きで、その情熱にSkyは支えられていました。年間40億円という他チームの倍程度の運営費の大半はSkyが提供していたのです。
ところが前述の通りオーナーが変わった結果、Team Skyに対するスポンサード費用は、費用対効果が低いと判断されたのでしょう。
確かにチーム結成から9年、すでに広告塔としての効果は薄れていると思われます。
そしてあまりにも強いSkyに対する風当たりは強く、昨年のドーピング問題の他にもツール・ド・フランスの主催団体のASOが名指しで批判したりとイメージ低下の要因ともなりかねません。
またDAZNなどのネット配信メディアと戦うためには、無駄なコストはかけられないのもわかります。
日本でもJスポーツ(元はスカイグループ)がDAZNとの中継権争いを続けているのが現状です。
スカイグループ買収のニュースを聞いた時、こうなりそうな予感はしてたのですが、まさか翌年とは・・・( iдi ) ハウー
さてスカイグループは来シーズン限りで撤退する訳ですが、Team Skyの再来年以降はどうなるのか。
①新スポンサーが付くが弱体化
②中東系のオイルマネーで現状維持
③ルパート・マードックの息子、ジェームズを中心に手を貸す
④チーム消滅
この中では①あたりが順当かと。
さすがにSkyの運営費40億円をポーンと出す企業は少ないとは思いますが、このあまりにも強いチームならスポンサーに付く企業はあると思います。この場合は戦力の弱体化は避けられません。
ただ、40億円というのはF-1チームやサッカーのプレミアリーグのチームからすると、実は格安です。F-1でホンダエンジンを積んだトロ・ロッソは年間予算160億円ですが、それでもチーム予算としては8位です(;´∀`)
1位のメルセデスは640億円!!・・・すごいw
マドリーからユーヴェへ移籍したCロナウドの移籍金は153億円です。
そう考えるとワールドツアーチームの一般的な運営費20億円やダントツの戦力を誇るSkyですら40億円なのは格安でしょう。
②の中東系のオイルマネーが一括でスポンサードする可能性も有り得ます。
また③のジェームズ・マードックは21センチュリーFOX(Skyのスポンサーです)やテスラともビジネス的なつながりがあり、Skyとも濃密な関係があります。
新スポンサーを見つけてくる可能性もあります。
ピナレロはすでに継続支援を表明しており、そのスポンサー費用は5.1億円らしいです。
④は・・・ないと思いたいのですが、ティンコフですら消滅するのがロードレース界。何があるかはわかりません。
さてとりあえずは2019年の活動は確定です。
2020年にどうなるかはツール・ド・フランスの頃には発表するとの事。
我々ファンとしてはSkyno最後の一年の姿を目に焼き付けるしかありません!
そしてSkyグッズの買い占めもしなければなりません(笑)
だって来年が買える最後のチャンスなんですから(;´∀`)
ワタクシのSkyジャージコレクションは10枚以上w
さぁ今年は何枚買うかやね( ̄ー ̄)ニヤリ
しかしショックだったなぁ・・・