今日のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、いよいよ前半クライマックス「壇ノ浦の合戦」。源義経最大の見せ場であり、ここから悲劇の英雄への道を歩み始める節目。

 

義経が慕う兄の頼朝を演じるのが大泉洋。序盤では笑える演技が多かったものの、

最近では政治家として策謀を巡らせて、人を陥れることばかり考えていてドラマの展開は、暗くなる一方です。でも、主役北条義時以上に存在感を見せている大泉洋人気は衰えず、といったところでしょうか。

 

その大泉洋にあて書きして書かれた小説が『騙し絵の牙』。KADOKAWAが表紙や帯に大泉洋の写真を出し、映画化もされました。友人が読んでいたので、なんとなく読み始めたのがきっかけでした。

 

2021年11月9日

『罪の声』の作者ということだったが、こちらは出版社の内幕ものということで

タッチが軽くて読みやすい。最初出てきた左遷された元編集者が主人公?と思ったら

同期の人たらし編集者が「大泉洋」だった。映画は、原作を解体して再構成され、

大泉色が思い切り薄まったとか。(ただし本人が演じるのでやっぱり大泉洋)

出版界の苦境は重々承知だが、主人公の紙の雑誌(ひいては文芸枠)を守ろうとする苦闘は、読んでいてつらかった。ラストの大逆転は痛快だが…仕方ないのか。