エピローグ1 | ニート脱出大作戦β

ニート脱出大作戦β

~ニートから抜け出す108の方法

今日は、快晴良い天気です。
警察の事情聴取も今日は、簡単に終え、その後は由香さんとデート。


「由香さん仕事は?」


と聞くと。


「有給休暇を取ったよ
 お金貰えて猫さんとデートできるなんて素晴らしいでしょ」

とケラケラと笑いました。


「うわー
 公務員なのにー」

「公務員でも、遊ぶ時は遊ばないと……
 潜入捜査って違法だから、その間給料でないのよー?
 今日くらい、猫さんと遊んでもバチはあたりませーん」


由香さんは、そう言うと俺にあかんべーをしました。


「でも、電車でGOでの収入って結構良かったんじゃないの?」

「う~~ん
 私、そんなに優等生じゃないからそんなに稼げてないよ……
 それでよく、怒られていたからさ……」

「そうなんだ……」

「その時、よく庇ってくれたのが、はるかさんだった……」

「そっか……
 はるかさんは、昔からそうだったんだ……」

「そうだよ
 私、大好きだった」

「……ところで、なんの潜入捜査だったの?」

「Haruさんの殺人事件がきっかけかな」

「じゃ、俺と出会った時って、新人さんだったの?」

「そうだよ
 入りたてのホヤホヤ」

「そうなんだ……」

「ごめんね
 猫さんも容疑者の中に入っていたから、ずっと一緒に居て……」

「気にしなくていいよ」

「でもね
 はるかさんって不思議な人だったよね
 私が警察だって事も、猫さんを疑っている事もみんなバレてた……」

「え?」

「はるかさんね
 私に言ったの
 『猫さんは人を殺せるような人じゃないよ』って……」

「そっかぁ……」

「これからも、傍に居ていいかな?」

「え?」

「捜査とか関係なしにさ……
 ダメ……かな?」


由香さんは、泣きそうな顔で俺の顔を見つめた。


「うん
 これからも、一緒に遊びたいな」

「ありがとう♪
 猫さん、大好き♪」


そう言って、由香さんは俺の体に飛びつきました。



※この物語は、フィクションです。
 実在する人物・団体とは、一切関係ありません。