ベットの中の由香さん | ニート脱出大作戦β

ニート脱出大作戦β

~ニートから抜け出す108の方法

ベットが暖かい。
何か柔らかい感触。
気持ち良い。
心地良い。
何だろうこの感触は……

そう思って俺は、その感触を抱きしめました。

抱きしめてから初めて気づいたこと。


「なんだ?
 この物体は……」


そして、ゆっくりと目を開けると……
そこに、由香さんがいました。


俺はベットから跳ね起き尋ねました。


「由香さん、どうしてここに?」

「猫さんのお母さんに案内して貰ったんだ♪」

「そ、そうなんだ……」

「猫さん、続きしても良いよ」

「続き?」

「だって、さっき、強引だったんだもん
 私、びっくりしちゃった」

「いや……
 あの、すみません」


俺は、そう言って由香さんの体を離しました。


「えー
 このままでいいのにー」

「そ、そう?」


俺が、そう言うと由香さんは俺の体を強く抱きしめた。


「由香さん……」

「猫さん……」

「暑いです……」

「……猫さんってデリカシーないね」

「そう?」

「こう言う時は、キスをしてもいいのに……」

「……慣れていなくてごめん」

「うんん
 猫さんのそういうところ、好きー」

「あ、ありがとうございます」

「いえいえ」

「さ、着替えてどこか遊びに行こう」


俺は、服を着替えると、朝食であるバナナを二人で食べてドライブをしました。
雨だったので、ホント車で走るだけのドライブ。
その間もずっと、杉山の車につけられているけど、できるだけ気にしないようにしました。


※この物語は、フィクションです。
実在する人物・団体とは、一切関係ありません。