ベットが暖かい。
何か柔らかい感触。
気持ち良い。
心地良い。
何だろうこの感触は……
そう思って俺は、その感触を抱きしめました。
抱きしめてから初めて気づいたこと。
「なんだ?
この物体は……」
そして、ゆっくりと目を開けると……
そこに、由香さんがいました。
俺はベットから跳ね起き尋ねました。
「由香さん、どうしてここに?」
「猫さんのお母さんに案内して貰ったんだ♪」
「そ、そうなんだ……」
「猫さん、続きしても良いよ」
「続き?」
「だって、さっき、強引だったんだもん
私、びっくりしちゃった」
「いや……
あの、すみません」
俺は、そう言って由香さんの体を離しました。
「えー
このままでいいのにー」
「そ、そう?」
俺が、そう言うと由香さんは俺の体を強く抱きしめた。
「由香さん……」
「猫さん……」
「暑いです……」
「……猫さんってデリカシーないね」
「そう?」
「こう言う時は、キスをしてもいいのに……」
「……慣れていなくてごめん」
「うんん
猫さんのそういうところ、好きー」
「あ、ありがとうございます」
「いえいえ」
「さ、着替えてどこか遊びに行こう」
俺は、服を着替えると、朝食であるバナナを二人で食べてドライブをしました。
雨だったので、ホント車で走るだけのドライブ。
その間もずっと、杉山の車につけられているけど、できるだけ気にしないようにしました。
※この物語は、フィクションです。
実在する人物・団体とは、一切関係ありません。