ドライブ | ニート脱出大作戦β

ニート脱出大作戦β

~ニートから抜け出す108の方法

頭が、ガンガンする……
風邪でもひいたのでしょうか……??
今日は、ブックオフに行って、屍姫を買おうと思ったら一巻しか置いてありませんでした。
でも、残念なことに一巻だけは持っているんです。
なので、隣の蔦谷に寄り、二巻~八巻まで買いました。
大人買いってやつです。

頭もガンガンしますし、エスカップを飲んで、今日は、家で大人しく読書タイムにしよう……

と思っていたら……

由香さんから電話が……


「猫さん、今、暇?」

「まぁ、暇と言えば暇だけど……」

「暇と言えば暇なのなら、それは暇であり暇でしかないって事ね?」

「そ、そうなるね」

「そうでしかないよ」


由香さんは、電話越しに笑いました。


「今から、遊ばない?」

「いいですけど……」

「じゃ、猫さんの家に迎えに行くね」

「うん、わかった」


待っている間、屍姫を読みました。
一冊を読むのに結構読み応えがある本ですねこれは……
二巻を読み終える前に、由香さんが迎えに来ました。


「猫さん、どこか行きたいところある?」


由香さんは、車を発進させて暫くしてから、そんな事を言い出しました。


「え?特にないけど……
 今、どこに向かっているん?」

「とりあえず、宮之阪にあるお城に向かっているんだけど……」

「え?え?」

「あの場所に、お城があるなんて、不自然だと思わない?」

「あそこはラブホ……」

「……っち」

「今、舌打ちしなかった?」

「男は、小さい事を気にしたらあかん!」

「……」

「とりあえず、ラブホに行く?」

「行きません!」

「ぶーぶー
 据え膳食わぬは男の恥だよ~~
 後悔しても、知らないよー?」

「後悔するかもだけど……
 軽い気持ちでやりたくはないかな……」

「ふーん」

「ん?」

「猫さんってやっぱ、はるかさんから聞いた通りの人だ」

「え?」

「何でもない
 とりあえず、このまま琵琶湖にでも行こうか♪」


そんな感じで、琵琶湖に向かいました。
屍姫は、今日はお預けです……

※この物語は、フィクションです。
実在する人物・団体とは、一切関係ありません。