ケンタッキー | ニート脱出大作戦β

ニート脱出大作戦β

~ニートから抜け出す108の方法

今日は、司法書士さんの会社へ面接に行ってきました。
結果は聞かないでください。
10時30分の面接を、何をどう勘違いしてか、10時から面接が始まると思い前グループの方と一緒に筆記試験を受けました。
遅れるよりかは数倍マシですが、予定より早く行く事も非常識に見られる場合があるんですよね……
筆記試験と言っても、志望動機とかそう言うのでした。
そして、面接の内容は、会社の説明と、この条件で良いかどうか……
後は、質問はないかどうかですね。

前の会社を辞めた理由とかは聞かれませんでした。

面接の順番が最後だったのでわかるのですが……
俺への質問が少なかった気がします……

気のせいですよね……


面接で凹んでボコボコになっていると由香さんからメールが……


[枚方市駅集合!]


それ一言だけでした。
時間も、場所も指定なし……

とりあえず、俺は今、天満橋駅に居る事だけをメールで伝え、スーツのまま枚方市駅へ……
駅のホームで、退屈そうに携帯を弄っていました。


「由香さん」

「あ、猫さん遅い……」

「す、すみません」

「ねぇ、前から猫さんに言おうと思っていたことがあるんだ」

「なんでしょう?」

「そろそろ敬語やめない?」

「え?」

「私達、もう仲良しじゃん?
 一緒に寝た仲じゃん?」

「うん……」

「だから、今後一切、私には敬語は無し!
 よろしくて?」

「わかりました……」

「ん?」


由香さんは、そう言うと俺のネクタイをクイッと上にあげました。


「わかった」

「よろしい♪」


由香さんは、ニッコリと笑うと俺の腕にしがみつきました。


「今日はさ、ケンタッキーに行かない?」

「マクドじゃないん?」

「今日はね、鶏肉が食べたい気分なの」

「そっか……
 じゃ、ケンタッキーに行こうか♪」

「うん♪」


そして、俺達は、枚方のケンタッキーに行きました。
辛旨チキンは、皮がぽろぽろ零れて食べにくかったです。


※この物語は、フィクションです。
実在する人物・団体とは、一切関係ありません。