隼人が目を覚ました時
目の前には白い天井が半分だけ
広がっていた…
残りの半分は真っ暗で
徐々に白い天井が広がっていた
だけどほんの少しだけ違和感があった…
右目を閉じれば世界は漆黒に…
左目を閉じても世界は変わらなかった…
左手で左目を触って見たけど
何の感触もなかった…
右目で左手を見ると
それは、鉄でできていた…
不思議と重くない…
頬に左腕を当てるとひんやりと
冷たかった…
そして、電流が走るような痛みが
左肩に走った…