ポリープはどこに消えた???【二十二章】 | ニート脱出大作戦β

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~ニートから抜け出す108の方法

暫く沈黙が続いた後、
彼女の方から、俺に問いかけてきた。

『私は、千春と言います。
 よろしければ、貴方のお名前を聞いてもよろしいかしら?』

『彼方です。』

千春は優しく微笑んだ。

『この曲の名前、ご存知ですか?』

『いえ…』

千春は少し残念そうな顔をしたが、
言葉を続けた。

『Sequel to "Grandfather's Cloc・・・
 その後のお祖父さんの時計』

そして、千春は悲しそうな顔で

『この曲は私と一緒…』

と小さく呟いた。


【続く】