ポリープはどこに消えた???【二十一章】 | ニート脱出大作戦β

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~ニートから抜け出す108の方法

俺は少女を目の前にして、一瞬固まった。
ありきたりな話だが、初めて会った気がしなかった。

少女は不思議そうに僕のほうを見て、首をかしげながら
こう言った。

『今日、入院なされた方でしょうか?』

僕は一瞬、ドッキっとしたが落ち着いて答えた。

『あ、はいそうです・・・』

少女は優しく笑うと再びオルゴールを鳴らし始めた。

少女は言葉を続けた。

『いい曲でしょ・・・?
 一緒に聞いてくださらないかしら・・・?』

僕とその少女の間に、少しだけ不思議な時間が流れた。

【続く】