今までずーっと夫に対してモヤモヤしたり、イライラしたり、コミュニケーションに悩んでいた私。
夫がADHD強めのASD傾向があることがわかり(ネット診断)、発達障害の本を読んだり、動画を見漁り始めた私。
夫の言動の謎がわかり、そうだったのかと納得したと同時に、夫にも自覚してもらって対処してもらいたくなった。
だから夫に、例のナカモトフウフの本を読んで欲しいと伝え、渡した。
が、夫はなかなか読もうとしない。
「後で読む」とは言うものの、その後でがいつくるかわからない。
私は、なんで読んでくれないのか、なぜ向き合おうとしないのかだんだんイライラし始めた。
向き合おうとしてるのが自分ばかりなことに、イライラしてきた。
心の中では、(あんたのおかげで私はイライラしたり、夫婦なのに理解し合えない苦しみや悲しみを感じてるんだよ。結婚相手間違った。同棲の段階で見切りをつければ良かった)などと思ったし、
(私にも悪いところはあるしお互い様なんだから(アダルトチルドレンだし、たぶん私も発達障害)、お互い特性に向き合ったり話し合いをして、お互いに改善の道を探っていけたら夫婦として救いようがあるのにな。私がいくら向き合おうとしても、この人が向き合ってどうにか関係を良くしようという気持ちがないなら無理だよ。どうしてこの人は逃げて向き合おうとしないのか。)と感じていた。
話し合いたいけれど、話し合いにならない。
思い返せば今までなんどもこのギャップに悩まされてきた。
そんな私の心が通じてしまっていたのか、
私が本を見せて読んでほしいと言ったり、病院で診断してもらおうなどと言ってしまったのが気に障ったのか、彼も最近イライラしたいたらしい。
些細なことでまた、「お前はおかしい」と何度も言われたり、胸ぐら掴まれて服を破かれそうな勢いで掴みかかられたり、ぶたれたりした。
いくら気に入らないことがあっても手を出すことは許しがたい行為だし最低だと思う。
思い返せば過去10年間のうちに何度か暴力を振るわれたことがある。
一番許せないのは子供の前でも平気で人格否定の暴言を吐き、暴力を振るうこと。
たぶん一生許せないし許さない。
彼のこういう衝動性はADHDの特性らしい。
自分をコントロール出来ず、衝動的に行動してしまうらしい。
そんな自分をちっとも悪い思っていないらしく、そうさせるのは私のせいだと彼は言う。
彼はムカつく事を言われたら人を殺したりケガをさせてもいいとでも思っているのだろうか。
彼の理論はそういうことだと思う。
そんなこんなで許せない気持ちでいたが、カサンドラ症候群の対策動画を見ていたら、本人に直接病院に行くことや診断を促すのは御法度らしいことを知った。
確かに、あなたは発達障害だと思うから病院行った方がいいよとストレートに言われたら誰でも嫌な気持ちになる。
私も相手の気持に配慮が足りなかったようだ。
実は、私もASD強めのADHDなのではないかと最近思っている。
(表情少なめだから怒ってると勘違いされがち、相手の気持ちが想像出来なかったり配慮出来ずにズバッと言ってしまいがち、興味のない話は本当に興味が持てないなど。女子の世界に馴染みにくかったり、小さい頃は忘れ物が多く、ケアレスミスは今でもよくある等)
たから意図せず相手を怒らせてしまい、なんでこんなことでこんなに怒るのかと豆鉄砲食らった気分になるときがある。(特に夫に対して)
私達は恐らくお互いASD、ADHDを持っており、価値観もタイプも違うのでケンカになりやすい上に、ケンカになると激しくぶつかりやすいようだ。
しかし解せないのは、夫は激しいケンカをしたり暴力を振るったことなど忘れたかのように少し時間が経つとケロッといつも通り話しかけてくること。
これは私には理解出来ない部分で、毎度びっくりする。
発達障害の人は、点と点で生きていて出来事が線で繋がっていないから、その出来事が自分の中で完結したと思うともう忘れるというか、ケロッといつも通りになるらしい。
私はしばらくは嫌な気持ちを引きずっているし散々悩んでいたのに、切り替え早!何で?! と思ってしまう。
カサンドラ症候群の動画で、このケロッとにはケロッと返しがいいらしいと学んだ。
今日もケロッと何事もなかったかのように話しかけられたので、こちらもケロッと返事をしておいた。(内心意味不明と思いながら(笑))
10年以上夫婦をやっているが、最近はお互い倦怠感というか相手の嫌なところが目についている。
我慢の限界に達しそうになることもしょっちゅうで、離婚のことや、どうやって自立するかなど考えたりするが、結論私一人では子供を養えないのでこのまま一緒に暮らす選択しか今のところないという考えに至る。
一日中ずーっと色々考えて考えて悩んで、出た答えは、あの人のために悩んで精神エネルギーを費やすのは勿体ないという考えになった。
あの人は自分と向き合わない。パートナーとも向き合おうとしないからだ。
今後は、
夫がどういう言動してきても極力反応しない。影響されないようにする。
彼は彼、私は私。
共に暮らすが、精神的に屈しはしない。泣き寝入りもしない。
心理的にも境界線を引き、私は自分と子供の為に幸せを模索し楽しいことをする。
相手に発達障害だと気づかせようとしたり改善を期待したり反省を促すのは止める。
相手が変わるかもという期待も一切止める。
『夫』として期待することも、夫婦としての情緒的な繋がりを期待するのも悲しいことだか、一切止める。
『夫』と思うから期待するし、イライラしたり反応してしまう。
前回も書いたが、ただの会社の同僚・同居人くらいに心理的距離、時には物理的距離を取って過ごそうと思う。
同僚ならば分かり合えないこともある。
それが当然と思い過ごせば、少しはイライラは減るかもしれないし、感情的にならず冷静に伝えられる気がする。
私は親しい仲になるとズバズバグイグイ行きがちだし境界線が無くなりがちだから、親しき仲にも礼儀ありを意識する。
それを忘れないようにしよう…。
仮面夫婦?冷めた夫婦は子供への影響も気になるが、ケンカや言い争いばかりを見せ合うよりはまだマシなのでは!?と思う…。
子供たちごめんよ。
可哀想おばけにはならないように気をつけるし、子供には愚痴や悪口も極力言わないようにしたい。
夫は、我が毒母と毒父の両方の要素を持っているように感じる。
遡って約13年前、私がこの人に惹かれてしまったのは、両親に対する恨み、怒り、恐怖、執着があったからではないかと思う。
両親への思いが完了していないから、似た要素を持つ夫を選び、夫で未完了の思いを発散しようと無意識にしてしまっていたのではないかと思う。
カサンドラ症候群になる人も問題を抱えていることが多いと言われるが、こうした生育歴などに問題がありパートナー選びに影響してしまうことが多いってことなのかなと思う。それと自己肯定感が低かったり。
私は私で悩んで苦しいが、私が自覚している通りASDなのであれば、もしかしたら夫もカサンドラ症候群を味わっていれのかもしれないなとも思う。