抗がん剤との戦い方(夫編) | 大腸癌に勝てなかったけど、ずっと大好き!

大腸癌に勝てなかったけど、ずっと大好き!

2014.10.5いつも元気な夫が突然「大腸癌による癌性腹膜炎」でステージ4。夫と一緒にいたい!という思いだけで闘いましたが、2019.7.27転移性脳腫瘍で、突然、猛ダッシュで虹の橋を渡っていきました。

今日は3週間ぶりの通院……

検査センターは34番……まだ8時なのにああ笑顔
夫に『ダッシュが足りんのじゃない?連休は、ダッシュ50本やったらどうやろ?連休明けには、1桁が取れるようになるよキラキラキラキラ

なんの事ですかねぇ……

では、本題です。
先日のCT結果『リンパ節、腹膜は著変見られず、肝臓はごくごく増大』でした。

先生は『肝臓の増大も誤差の範囲やと思うし、良いと思うよ笑Nさんの場合、長期戦になると思う。ここで提案やけど、抗がん剤の間隔を少しあけたらどうやろう。まだ、使えるクスリがあるといっても、大事に使っていきたいし、クスリで身体がダメになってはねぇ…。たまにあるんやわ…そういう事……僕は3週間でもいいと思うよ』

今日は珍しく夫が発言
『3週間になると、たしかに身体はラクですね』

先生『うん、ラクかぁ……そうやな。いつも言うけど、正解は誰にもわからん。間をあけて、すぐにパラパラって出てくるかもしれんし、ずっと効いてるかもしれん。これは、その人の運命やな。でも、抗がん剤は使い方が大事で、癌が出てきて勢いがあるときは、バンバンって強めに使って、Nさんの癌のように、それほど勢いが無い時は、優しく優しく使うのがいいと思う。ゆっくり考えればいい』

『次から3週間にします』

先生『奥さんはいい?不安やろうなぁ』

『腫瘍マーカーがジワジワ上がってるでしょ?それはいいんですか?』

先生『ほんとやな。でも、これも上がり方がジワジワで勢いが無いと思うんや…旦那さんが言うように、今回、3週あけてみて、次回、腫瘍マーカー見てみよう。それで、勢いが強まったら、また戻すか、クスリを変更しよう』

私も夫も、それで了承しました。

先生に『主人はクスリとのつきあい方が上手なんだと思います。クスリの副作用がある時は、本当に何も言わず、ただただ、じっと寝てます。私ならできないと思います』と言うと先生も
『本当に凄いと思うよ。吐き気止めも飲まずに、仕事も行って。あのお腹の中の状態で、今やもんなぁ…ほんと、凄いわ。きっと、何かコツがあるんやろうなぁ笑笑笑

コツは夫の性格なんだろう……
抗がん剤の副作用で身体がだるくても、それは仕方ない事……ダルいから寝てよっかな……みたいな。
そのダルさも『世間が言う抗がん剤の辛さは、きっと、もっと凄いもので、俺ぐらいで仕事を休んだら申し訳ない』と夫は言います。

夫の思う副作用という『巨人』は、凄く恐ろしい顔をした魔法使いなんだろう……

夫の持つ、小さな鎗では太刀打ち出来ない……
勝ち目が無いから、夫は闘わずに静かああに静かああに……気づかれないように、気づかないふりをしてる…

それがきっと正解🙆

私じゃ無理……
きっと、『かかってこああおーっ!』ってエイエイ❗怒り

そして打ちのめされて………泣くねガクリ汗