夫は言い付け通り早めに病院に到着したようですが、血液検査はありませんでした
まず、呼ばれたのは消化器外科…
先生の話……
「肺はやっぱり癌やったねぇ。でも、取れたから良かった。さて、ここで1回、聞いておきたいんやけど、Nさんは、何回も手術してる。でもな、これからも(癌が)出てくると思うんや。その時、Nさんも奥さんもどうしたい?抗がん剤も本当に良くなってきてる…でも、抗がん剤では治らへんのや。でも、もう何回も手術してるから、『もう、手術はしたくない』と思ってるか?」
夫「取れる物なら取りたいと思ってます」
先生「手術はえらく(つらく)ないか?」
夫「あんまりえらく(つらく)ないですねぇ」
先生「そうか。たしかに、大腸癌は切って取った方が予後がいいしな。うん、わかった。さて、これからやけど、ちょっと抗がん剤は休もうかな。今、癌が無いから身体を休めるには、ちょうど良いと思う。抗がん剤を続けてて、それで癌が出てきても、母体が弱ってたら何もできんようになるから。それなら今、しっかり休んで、もし、出てきても叩けばいいから」
私「もし、癌が出てきても、まだまだ闘えますか?」
先生「うん、まだまだ大丈夫。もし出てきても、今までやってたやつ(フォルフィリ+アバスチン)が、よく効いたから、それをまたやればいい。よし、じゃぁ、ちょっとクスリは休もう」
私「手術の前、少しずつ腫瘍マーカーが上がってきてたけど、それは肺のせいで、他に出てるわけではないですか?」
先生「そうやと思う。肺の癌が動き出す前に切れて良かった。クスリは休むけど『慎重にフォローアップ』やな。腫瘍マーカーもCTも、きちんと見ていく必要があるから」
取り敢えず、10月に脳と肺のCTが入っているので、腹部と骨盤を追加して、それまで何もしないことに…
そして、CT結果を見て考えるそうです。
今日は気になってた先進医療について、先生にお伝えすることが出来ました。
もし、先生が『先進医療も試してみたら?』って思った時、凄くお金がかかるから、言いにくいなぁ~って思わないで下さいね…生命保険で先進医療は使えるので、遠慮せず提案してくださいねって。
先生、笑いながら「わかった、わかった。覚えとくな」って。
そんな話もできて良かった………
診察室を出る時に先生が
「Nさん、まだまだ頑張ってよ!Nさんみたいに、破れててここまで来る人は、そういないよ。そのうち、機会があれば発表させてもらうからね」
夫.私「はい!ぜひ!」
まだまだ闘える時間をもらえたこと……
感謝です。
最後に先生から夫に
「Nさんのような性格の人が、癌と闘うには一番いいのかもしれんな」
夫はピンと来ない顔でしたが、私、思わず「そうかも……」って言っちゃいました
無治療の方が、どなたも思っておられるように、これから1ヶ月…心配は尽きませんが、
『笑う門には福来る‼』
楽しませてもらいます