先週末、思いがけず “休日” となって
朗読会のプログラムの組み直しをしようか・・・
とも思ったのですが、思い切って気分転換
古い着物をほどき始めました
以前、「ことばの教室」で関わりを頂いていた保育園で
お雛祭行事に使われていたもの
元々子ども用の着物 (けっこう良いもの) で
毎年、女の子はこれを着て雛壇の前で写真撮影
閉園に当たって、備品(?) を、色々頂いてしまいました
ほどいていると、さっそくやってくる怪獣
ま、このあと洗うからいいんデスけど
あら 1本白いヒゲ
おしゃれ着用の洗剤でやさしく押し洗いして、よくすすいだら
そっと押し絞り (ホントはバスタオルで水気を吸い取るともっと良いけど)
かなり水滴が落ちるので、下に新聞紙を敷いて、陰干し
(余分なモノも写ってますが、無視して下され )
この写真ではよく分かりませんが、織りによる地模様もあります
裏は、若干のシミがありますが、これまたおめでたい模様
生乾きのところにアイロンをかけて、一段落
ほどく前や途中を、ちゃんと写真に撮っておけばよかったのですが
きめ細やかな心遣いを感じる仕事が施された、素晴らしい着物でした
もとより、和服の仕立て全般に言えることなのでしょうが
やたらに鋏を入れない
例えば、 “たもと” の丸み
洋裁なら、余った縫い代を適宜切ってしまうところでしょうが
角を細かく何本も縫って縮め、きれいに収めてあるのです
これは、常に「仕立て直し」を意識しているためなのでしょうね。
母方の祖母は、若くして夫を亡くしたあと
「仕立て」で家族を養っていたプロ
母も祖母に仕込まれて、自分の着物はもちろん
私たち姉妹の着物もよく縫ってくれました。
洋裁や編み物は、母から少し習いましたが
和裁もちゃんと習っておくべきだった
折に触れて 「ほら、見ておきなよ」 と言ってくれて
見ることは見たのですが・・・
さぁて・・・どうリフォームするかなぁ