「よく、したんで・・・」と言ったのを、私
初めは理解できなくて・・・

文脈から、「汁気を切って」ということかなと
何となく分かりましたが、初耳だったので
調べてみました

たぶん終止形は「したむ」かなぁ・・・
と、“広辞苑” をひくと、ありました

漢字は、・・・さんずいに胥と書いたり、
また酉偏に麗と書いたりするようです

(さすがに、電子文字では書けない・・・

意味は
①液をしたたらす。しずくを残りなくたらす。
②水などを布にしみこませる。
③漉す。
とありました。
特に③は酒造りの場面で使うようで
この場合には、『酉偏に麗』を当てるようです。
素敵なことばを教えて頂いて、
またしても、義母に感謝です

“ことば” って、素敵

“ことば” って、面白い

そうそう・・・
ずいぶん前に、テレビで
「おころげる」ということばを聞きました。
炊きあがったご飯をサックリとかき混ぜること。
そう・・・共通語としては「混ぜる」とか「返す」とか・・・
でも、そんな表現では、 美味しくなさそう

ご飯が炊きあがったらそうするものだと
小さい頃から教えられてきたので、私も
ずっとしてきたことですが、このことばを聞いたとき
とっても嬉しくなりました

以来、我が家でも使っています

ネットで見ると、『新潟のことば』のようですね。
地方語は、まさに生活のことば

美味しいお米の産地ならでは


あ・・・「したむ」は、古くから広く使われてきたようですが
最近は、使うかたが少なくなっているようで・・・
こういう風情のあることばを、日々の生活の中で
さりげなく使っていきたいものです
