スピーチ原稿の書き方の話題で
「改行」について
思うところを書きました

一般的な本では
1行に入る文字数も
1頁(ページ)に入る行数も決まっていて
そのルールに従って改行・改頁がなされます。
私たちが一太郎やワードで文書を作るときも、
設定された字数・行数に従って、改行・改頁は
自動的になされますので、打ち込みながら
あまり意識しないのが通常です。
でも、“見やすい” 紙面にするためには
レイアウトがとても大切です。
絵本では、
テキスト(文字)もデザインの一つですから
絵とのバランスも含めて
作家・編集者・装丁者も含めて議論されることと
思います

最近、手に入れたこの本

とっても楽しいものです

ただ・・・ちょっと残念なのは・・・
ここで話題にしている「改行」

例えば、
P.3
「・・・・・・うちへ もって
かえりました。」
これくらいは、まぁ仕方ないかな・・・

でも、言葉のまとまりとしては
「うちへ もって」+「かえりました」
よりも
「うちへ」+「もって かえりました」
のほうが自然ですね

でも、
P.4
「・・・・・・おとうとの ピク
トールが、いきなり・・・」
さらに、
P.5
「・・・・・・おしえてやりま
した。」
P.9
「・・・・・・かかえて やっ
てきたところでした。」
こういうのは、イヤだなぁ


スピーチ原稿で
こういう作り方をしてしまうかたが
結構多いのです

この本は、かなりテキストが多いものです。


でも、改行にとても心配りされていることが
よく分かります

