【私の人生ストーリー⑭】ストーカー事件 | 経済的自立と自由を叶えたい女性のための起業&マインドサポート

お金のメンタルコーチ、高江洲伴実です。


私の今までの人生についてストーリーとしてご紹介しています。

お金のことを含め、今まで散々いろいろな問題を起こしながら現在に至るわけですが・・・

アップダウンの激しい人生から、何か拾っていただけると幸いです^^



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【私の人生ストーリー⑭ストーカー事件】

引っ越し準備が進む最中、私はバイト先でKさんという男性に出会いました。

Kさんは私がバイトをしていたお店に用事があって訪れたのですが、
私が店員としていろいろお話しているうちに
「君、面白いね。今夜ごはんでもどう?」
と誘われ、連絡先の書いたメモをもらいました。

私はメモと気持ちだけ受け取り、バイトが終わる頃には疲れて
そんなことも忘れていましたが、職場を出るとそこにKさんが待っていたのです。

「絶対連絡くれないと思ってさ。メシいこうぜ!」と車に乗り込むKさん。
私はぽかーんとしたまま、でもタダでごはんが食べられるなら!
とKさんとごはんへ行きました。

Kさんは、私より10歳年上で音楽関係の営業の仕事をしている人でした。

でも出会ったばかりのような気がしなくて、
その日は何時間もいっぱいおしゃべりをしていました。

私がある街へ引っ越すことなんかも話すと、
「お、そこ仕事関係でしょっちゅう行く街の隣だな。絶対遊びにいくわ!」なんて言って
また会う約束をし、その日は解散しました。


そしてYさんと私のお互いの引っ越しが終わり、
私も新しい場所での生活が始まりました。

でも結局デートはYさんのいる街ですることが
ほとんどで、週末になると私がYさんの家へ行くばかりになっていきました。
またYさんの家は私の家からは遠く、電車代もバカになりませんでした。

さらにその街は別居している家族とも近かったらしく、
その街へ行っても並んで歩くことをYさんは嫌がりました。
私は、それにもすごくモヤモヤしました。

その街は緑がいっぱいな街で、ちょっとしたハイキングなどもできるのですが、
アウトドア派で外で過ごすのが大好きなYさんに対して
インドア派でおうちでゆっくり過ごすのが好きで、
ましてうつになっている私とでは体力差も大きく、
ハイキングに連れていかれては疲れ、疲れているとYさんの機嫌が悪くなる…
の悪循環になってしまったのです。

だんだん私も、Yさんの街へ行くこともYさんに会うことすら嫌になっていき、
週末になっても「具合が悪いから」「仕事だから」と
何かにつけて会いにいかなくなっていったのです。


そうなると、今度はYさんの方から連絡が来ることが増えていきました。
「今何してるの?」「今どこにいるの?」
「今度の週末は○○へ出かけない?」など
電話やメールが頻繁に来るようになったのです。
私はますますうんざりしていき、返信すらしないことも増えていきました。


そんなある日、バイトから帰ると連絡もなくYさんが最寄り駅で待っていたのです。

びっくりして、そしてかなり疲れていた私は
「悪いけど、今日は本当に疲れているの。また今度ゆっくり会おう」と言いました。

けれどYさんは「せっかく来たんだから、泊まっていくよ」
と強引に家に入り、疲れている私をよそに
今までとは全く違う様子でひたすらマシンガントークで私に話しかけてきました。

私はそれがますます嫌になり、ついに
「もうYさんとは別れよう」と決断をしました。


今思えば、ほんとに立場が逆転しただけ!
Yさんも私の「好き好き攻撃」が嫌だったんですよね(;´Д`)
そして好みの違いにもお互い無理をしていたんです。

とは言っても、私に対する暴言はまた別です。
それまで何年も嫌だったはずなのに、
ずっと我慢してきたことに今更気づいたのです。


そして後日、電話でYさんに別れ話をしました。
けれどYさんは引きさがらず、
「僕が悪かったなら、直すから言って!」とか
「これからは僕が君を支えるから!」と言いましたが
私の気持ちは変わりませんでした。

でも私の中に、引っ越し代を出してもらっている罪悪感が残っていました。
それさえなければ、もっと強気で別れ話をしていたと思います!
結局そのときはうやむやになってしまい、
少し距離を置こう、という結論になりました。


それから数日後。
バイトから帰ってきた夜、今度はYさんが家の前に立っていました。

「距離を置こうって言ったよね?」
と私が嫌な顔をすると
「でも寂しくてどうしようもなかったんだ。頼む、やり直そう!」
とYさんは私の腕をぐっと掴んできました。

それがすごく痛くて腹も立ち、
「痛い!もうやめて!警察呼びますよ!」
と思わず言ってしまいました。

「そんなこと言うなよ~」とニヤニヤするYさん。
その表情に、私は

『今まで散々、私に嫌なことをしてきたくせに!
笑ってごまかすんだ!』
と更に怒りが増し、

「もう本当に帰って!今ので本当に嫌いになりました!」と
強く言い放ち、家に急いで入り、鍵を閉めました。

「ともみ~、出てきてくれよ~」と
ご近所へも聞こえるくらい大きな声で言い、
ドアを叩くYさん。とっても怖かったです…。
それでも無視していると、そのうち帰っていきました。

それからYさんは家へは来なくなりましたが
頻繁に着信とメールは続き、すっかりストーカー状態に・・・
そして私も精神的にますます参っていきました。


そんな中、たまたま街で、Yさんと同じ職場で
働いていた当時の女性の上司と再会し、ランチへ行くことになりました。

そして「これはチャンスだ!
でもYさんのことを話せば、きっとYさんは
ただじゃ済まないだろう…でも、もう無理!!」
とドキドキしながらも意を決して上司にYさんのことを相談しました。

結果「あいつ、奥さんも私も傷つけて許せない!何て野郎だ!!」
と上司はかなりカンカンに怒り、
「ともちゃん、もっと早く話してくれれば良かったのに…気づかなくてごめんね」
と私のことまで許してくれて、私は大泣きしました。


その日から、Yさんからの連絡はなくなり、
その次の年の年賀状で、Yさんが地方へ飛ばされたことを知りました。

でも私の中に大きな黒いモヤモヤは残り、
お金を払ってもらった罪悪感たっぷりのこの部屋の中で、
ますます鬱々とした日々を過ごしていくことになりました…


(つづく)