お金のメンタルコーチ、高江洲伴実です。
ただいま、私のメルマガでは私の過去を事例にしながら
お金の悩みを解決するヒントをシリーズでお届けしています。
そしてこちらのブログでは、私の今までの人生について
ストーリーとしてご紹介していきたいと思います。
お金のことを含め、今まで散々いろいろな問題を起こしながら
現在に至るわけですが・・・
アップダウンの激しい人生ですが
何か拾っていただけると幸いです^^
⇒前回の①話はコチラです
3歳の私が目にした、衝撃の光景【私の人生ストーリー②】
借金を作ってばかりの父が変わることを祈りながら、
私が産まれてきました。
そして父はというと・・・
変 わ ら な い 。
父は私には優しく、とてもかわいがってくれました。
金遣いが荒いこと、そして口が達者なこと、
それを除けば本当にいい人なんだと母も言っていました。
父が小さな私に、トランプや花札を教えてくれたのも覚えています。
ですが、相変わらずの金銭感覚。
母も私が1歳になるとすぐ働きに出ましたが、
働けど働けど、給料は返済に消え、生活はカツカツ…
そんな日々が続きました。
そして私が3歳のとき、
私は衝撃の光景を目にします。
それは真昼間でした。
母と台所にいたとき、父が猛ダッシュで
一目散に走って家の中に入ってきて、
奥の部屋に駆け込んでいきました。
子どもながらに「どうしたんだろ?!」と思い、
それは母も同じだったと思います。
その直後、厳つい黒スーツの男の人が2人、
いきなり家にダーン!!と入ってきて
靴のままドカドカと奥の部屋に入っていきました。
母は私の頭をぐっと抱きかかえて
自分の腹に押し付けました。
目は見えなかったけれど、
鈍い音と低くて大きな声が聞こえました。
「借りたもんは返せやコラァ!!」
「今日までに返すって言ってたろうがぁ!!」
私と母は、怖くて震えていました。
その日から、数日後。
父は玄関で靴を履いていました。
私は父に「どこにいくの?」と聞きましたが
父は背を向けたまま、無言でした。
母が「お仕事にいくのよ」と言いましたが
母は台所に立ったまま、父も私も見ていません。
「いってらっしゃーい♪」
と手を振る私に、父は目を合わせませんでした。
母はまな板を見つめたまま、体を震わせていました。
そしてその日以来、父は帰ってきませんでした。
(つづく)