「少々仕事ができなくったって

スーパーの野菜売り場あたりには

貧乏な国から来た外人とか

白髪だらけの年寄りより

お馬鹿でも言い方小太りの

若いねぇちゃんとかがいいのに

麻生店長に言わなきゃ!」

 

そう言って出て行ってしまいました

いや、それはそうだろうけど

そんなことで店長は配置換えとかしないだろうけど

なんか、胸をえぐられます

 

未知さんがちょうど、総菜に行こうとしてると

 

「あなた!総菜だよね~

うん、よしよし!

適度に太ってるし、揚げ物で鍛えた

その腕!

いいわね~

そういえば、子供が学校に行かなかったんだって?

総菜にぴったりのビジュアルだけど

お母さんとしてはお粗末ね」

 

「そんなこと、余計なお世話でしょ!」

 

「そうね、余計なお世話だけど

あたしなんか一度も学校に行きたくないって

思ったことないわ

だって、学校に行かなきゃ

まともなご飯にありつけなかったんだもん」