あ!省吾君がパラリーガルをやってる事務所だ

省吾君が一流の事務所だと

自慢していた気がする

 

「ここの事務所と愛子さんが繋がってる証拠は

何もないんだ」

 

典文君が言うと

昇君が

 

「そ、そんなすごい事務所が

中学の同級生のもので

二人が結婚しているんだとしたら

愛子は絶対に話してくれたと思う

でも、そんな話、絶対に聞かなかった!」

 

「でも、愛子さんがお金の工面を

どこでしたのか?

すぐにお金ができるところは

もし知り合いならば

そこしか当てはなかったんじゃないか

そして、あのメモの

『2月28日、朝7:00』

って言うのがその奥さんの方の

父親の事故の日!」

 

麻生店長がそこまで言うと

 

「うん。そうなんだ!

でも、愛子さんとその二人の接点が

無さすぎるんだよ」

 

すると、澄香さんが

 

「省吾君に調べさせましょう!」