「男の子二人じゃなかった

一人は秀才で夢いな保品君って人で

もう、一人は女の子!

あ~そうそう、その2月の終わりに

その女の子のお父さんが事故で死んだって

話は聞いたと思う」

 

「そんな、話、愛子には関係ないだろ!

もっと、何か決定的なすげぇことないのかよ」

 

お兄さんはお嫁さんにそんなことを行っています

でも、ほかに何もなければ

その事故を調べるしかありません

すると、お母さんが

 

「そうだねぇ、愛子には関係なさそうだけど

その話聞くなら

バス停から少し行ったところに

酒屋があるんだけど

その酒屋の兄ちゃんが愛子と同級生だったから

なんか知ってるかもね

明日、車で送って行ってあげなよ」

 

「あ~、あそこの長男なら

噂好きで、この辺りのゴシップは全部知ってるけど

中学のころだぜ

まぁ、行ってはみるけど」