「料理は嫌いじゃないけれど

今までは忙しくて」

 

「決まりだ!

『サバ缶スーパー、フィッシュ課』

あそこなら、魚の捌き方も覚えられるし

5時間くらいのパートなら

食費は稼げるよ」

 

マサさんがそう言うと

 

「できたら、安いアパートに引っ越して

サバ缶スーパーでパートをしながら

光ちゃんを育てるのはどうだろう」

 

建造さんもそう言います

 

「株はわしがいいのを教えるし

そのパートに出ている間は

光ちゃんはここのモデルとしての仕事をする

これでどうかな?」

 

「スーパーで働くってことですか?」

 

澄香のスキルなら、もっと、効率がいい

仕事になるパートはたくさんあります

 

「うん!もちろん、もっといいパートはあるよ

でも、澄香さんが子供を育てるにあたって

足りないことを、あのスーパーはたくさん

補ってくれると思うよ」

 

よくわからないが、もう、二人について行くと決めたのだ

 

「わかりました!

えっと、光をモデルって言うのは?」