「秋子!

いったい何があったの?

その子は秋子の子供なの?

何故、こんなことに?」

 

もう、聞かずにはいられなかった

秋子も娘をおぶっているし

澄香から逃げようとはしなかった

 

「元気そうね

澄香のことだから

間違いのない人生を送っているんでしょうね

私は全然ダメ」

 

そこまで言いかけた時に

娘が目を覚ましたようだ

 

「ママ、何食べる?

光はハンバーグ食べたい!」

 

澄香は近くに会ったファミレスに目をやると

 

「よかったら、一緒に夕食食べない?

これから帰る部屋は、店の寮なの

一緒に暮らしてる他の親子もいるし

知り合いでも他の人は入れられないの」

 

澄香は頷いた

寮って話も驚いた

下に降りた可愛い女の子は

澄香を見ると

 

「ママのお友達?

お店の仲間?

子供はいないの?

いたら、お友達になってあげる」

 

そう言って澄香の周りに

子供を探した