「おっちゃん愛されてんなぁ!
こりゃ、俺んとこ来てる場合じゃないよ」
宗男さんは海君に感謝です。
黙ってついて行ったとしても
娘の気持ちをこんなにはっきり
聞かされることなんかなかったでしょう
レジのバイトの女子高生のマキちゃん
海君がお弁当と缶コーヒーを
レジで支払おうとすると
お釣りを間違えてしまいました
「マキちゃん?
起きてるかぁ?レジでお釣り間違えたら
こっぴどく怒られるぞ!
それも、足りないじゃん」
マキちゃんはハッと気がついて
「あ、ごめんなさい!
誰にも言わないでね!今度付き合うから…」
海君はウィンクすると
「あったり前だろう!
でも、付き合ってくれるほどのことじゃないぞ」