「お母さん、あかねさんが色々調べて来てくれたみたいだから
まず、聞きましょう
日本とか学校に文句言ったって、変えてくれはしません
僕は僕ができることを夢に向かってやりたいです」
あかねちゃんは舌を巻きました
やっぱり、健次郎君は絶対に東大に行くわ!
「まずね、いろんな東大に行く本は出ているんだけど
小学生のうちは、なかなかどうしろってことは書いてないのね
でも、東大にたくさん行く中学、高校の一貫校って言うのがあるの」
「あ、僕知っています
同じ学年に、塾に行ってる子います」
そう言うとシュエンさんのほうを向いて
「塾って言っても、学校よりも難しいことばっかり教えるとこ
有名な私立中学に合格するための塾で
ここに行ってる子は学校の勉強なんか
僕の何倍もできるんだよ!」
「ああ、公立でもお金持ちの子ね!
塾代も2980円とかの安いとこじゃなくて
6年になったら月10万とかかるとこでしょう?」
と、シュエンさん
「うん、そうなんだ!その子たちにはかなわない
安いとこの子には負けないけどね!」
そこであかねちゃんの出番です
「それでね、小学校の間、その進学塾の子供たちと同じレベルのいれば
受験しなくても、東大に行くレベルの子と同じになれるのよ!
とりあえず、小学校の間はその子たちがやってる問題を
すごくできるようになろう!」