銀ちゃんは人間の世界の
サバ缶スーパーにやってきて
萌子さんと仕事ができて
すっごく幸せな日々を送っていました
もちろん、ジェラシーとか
萌子さんの全てを知ることのできない
そんなもどかしさもありましたが
一緒に仕事ができて
萌子さんが笑いかけてくれれば
それだけでここに来た甲斐があるって
思っていました
そんな時、ちょうどシフトが同じ時間になり
帰りのバス停で萌子さんと一緒になりました
「あ、銀ちゃん、どこまで帰るの?」
萌子さんにお店以外で会って
ドキドキの銀ちゃん
でも、すっごく幸せでもあります
こんな偶然があるなんて........
一緒のバスに乗って、萌子さんの横に座り
ドキドキが止まりません
カツオだった時に海を爽快に泳いでいた
あの頃の何倍も満ち足りた気持ちでした。