【一途な想い】

 

「だって、そんなの、お前教えてないだろ?

教えなきゃわかんないさ!」

 

そうだろうか?

自分が育ってきた中で、だいたい親のようにする

そんなことが自然にあって

台所の食べ物の中に文房具って

絶対したことないし、教えられないとわからない?

もう、その時点で夫が奏多と同じなら

立ち上がれません

自分がされてきた教育では

絶対にないことです

その場面で教えなきゃならないってことは

かなり、能力が低いんじゃないか?

こういう間違い、岸本さんは許せません

奏多は嬉しそうに

 

「教えなきゃわかんないさぁ~」

 

と夫の言葉を復唱しています

もう、ここにはいたくない!

そんな思いになってしまいます

 

【貧乏でも東大に入れる方法】

 

まず、何で中学受験をしてるのか?

もちろん、見栄の為でも構いません

見栄のために動く親の子供は、似たような

思考回路が遺伝してるから

見栄のために頑張ることに納得しています

もちろん、言葉にはしませんが

関西にいたので、向こうの中学では

関学が人気でした

関西学院です

そこのお家は商売をしていて

将来、家を継ぐとして、同じような環境の友人

そして商売にも通じる関係性の構築を

中学のころからできるって最高だから

それはそれで、明確な目標があり

また、親は自分のこの特性をよく知っていて

広く浅く楽しく友達関係を作るのが

得意だから、そこに絞って中学受験を

することに決めていました

学力的にも灘や甲陽ほど上を目指す必要もなく

本人も楽しく中学受験の勉強をして

関西学院に合格して、友人をたくさん作り

大学まで中で上がって、父親の仕事を

継ぐことでうまくいったみたいです