おはようございます😃
昨日は
飛び込みの、
ニット帽をかぶった
若めの男性客がみえました。
「予約してないけど良いですか？」
私、いつもは男性客は断ったりするんです。
なぜならば、
男性客ってミリ単位で注文をしてくる方が
意外に多いし、
若いお兄ちゃんと何を話せばいいの？
と、疲れるからです。
客商売にあるまじき、私
でも昨日はつい、
「坊主とかでなければ良いですよ」
と引き受けました。
席に座ってもらって
ニット帽を脱ぐもらうと、
髪の長さ20cmくらいの、
グリグリのクセ毛、縮毛です。
内心…うっ、引き受けて後悔しかない。
「今日はどんな風にカットします？」
「あ、ガッツリ刈り上げてください」
内心…うっ、この長さと縮毛で？
引き受けて後悔しかない。
「坊主じゃないけど、刈り上げかいっ」
「あ、ほどほどに切ってくれたら
良いですよ」
…刈り上げにほどほどなんて無い。
引き受けて後悔しかない。
「カットするの一年ぶりくらいなんですよね
その前はずっとロングで結んでました」
「あらま、そうなの」
ちょっと気が楽になりました。
どうしてこんなに
刈り上げを嫌がるかというと、
私は最初に『刈り上げ』のカットを
教えてもらった時が
ハサミだけで刈り上げる方法だったので、
バリカンでガーッっと刈り上げが
出来ないのです。
かと言って、
出来るように練習はしたくない。
だから、男性客は最初から断る。
美容師にあるまじき、私
でも、
ちゃんとご希望通りにカットしましたよ。
お会計をしてる時に、
そのお兄ちゃんが
「僕、10年くらい前に一度ここに来たこと
あるんですよ。
久しぶりに思い出して来ました」
「あら〜、そうなの。
思い出してくれて、ありがとう」
…ヤバっ、
せっかく思い出してくれたのに
断っては申し訳ない所だったわ。
…引き受けて良かったぁ。
いつに無いことをすると、
少し良い事があるってお話。