ミュージカル ジャック・ザ・リッパー感想【1幕の②】 | Squirrel

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不定期そして気ままに書いてます☆彡

いきなり娼婦の死体が見つかり、ロンドンタイムズの新聞記者、モンローとそこでアンダーソンは初めて出会う。

そこへポリーもやってきて無残な死体を少し離れた所から眺めながらアンダーソンに問う。

いつ終わるの

「何が」

このひどい悪夢
「犯人が捕まったらだ」
いつも同じ答えばかりね
「いつまでこんな暮らしを続けるつもりだ」

同情ならやめて

アタシ達はとっくに終わったのよ

笑わせないで

「他に仕事を見つけたらどうだ」
この街でアタシが生きるすべは
これだけよ 分かるでしょ 違う?
力貸そうか

「力?」
この悪夢を終わらせるの
客がいなきゃ死ぬしかないわ

「じゃあな」

「卑怯者!」

そして場面は一気に明るいCLUB POISONへ。
店にやってきたアンダーソンだけれども、とても気怠そうに煙草を吸ったりお酒を飲んだりして
踊る殺人鬼のShowが始まっても憂鬱な表情で ほとんど観ていない。

【踊る殺人鬼】
さて次は誰を殺す(殺す)
どうせならイカしたsexy girl(誘い出せ)
楽しもう月明かり浴びて踊り明かそう
でも気をつけろ すぐ牙を剥くから
 
この僕は人殺し
でもみんな熱く燃える
 
あきらめな僕はヘンタイだ(ヘンタイ)
血を見ると燃え上がるのさ(燃えるの)
昇りつめたその時が地獄行きだ

とんだ変態ですね 笑
ハットを取ったら てっぺんハゲですしね笑い泣き



モンローも店に来ていて
その後、何だかんだでモンローに独占スクープを渡すかわりにコカインを買うための
お金を得る交渉に乗ってしまうアンダーソン。
モンローは お金に目がない。
特ダネを撮りたいのも高く売れるからだ。
真実を伝える義務といった記者魂なんてこれっぽっちもなくて ただ金儲けがしたいだけの
ゲス野郎だ。
そんな役に万里生さん・・・なんて贅沢なんでしょう!
上演初日から更にどんどんゲスでイヤラシイ男へ進化していく万里生さんが素晴らしくて。
モンロー、帽子をクルリンパしてかぶるんですよね~。

そして民衆もセンセーショナルな記事を求めていたのでモンローはこの事件に目を付けて

いたんですね。

アンダーソンが時々言う

「俺はこの街が嫌いだ」

陰惨な事件と そんな街の人々にもウンザリしていたんでしょうねぐすん

でもそんなロンドンでも7年前の1881年にはロマンがあったとアンダーソン。

 

③へ続く