ちょっと長い文に・・・わたしたちの伊達直人とタイガーマスク | ねこじゃらし・Kの懐かし処

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遠州浜松発、懐かし探しの近場のお散歩
ヤフブロ時代の過去記事

 
昨日の朝は雪・・・
 
何年に一度有るか無いかの・・・
 
のんきにも名前など書いてみました・・・
 
 
イメージ 1
 
日曜の夜から降り出した雪が朝は積ってました。
 
忌わしい雪でした・・・・
 
・・・・・・・・・・・・
 
日曜の夜、うちの息子は夜勤の為夜7時ごろ会社へ向かいました。
 
自宅から会社まで40キロ弱、雪がちらつく中・・・
 
自宅付近はまだ屋根も白く無くわたしも安心して送り出しました・・・
 
浜松って所はめったに雪が降らなく、殆ど積った事は無い所なんです。
 
息子の会社、浜名湖より西に有り愛知県寄り・・・
 
浜名湖沿いに山あり谷あり・・・
 
実は愛知県は雪が積ります。
 
途中息子から信号待ちで写メで雪の画像・・・「真っ白です」
 
・・・・・・・・
 
PM8時ごろ、息子から自宅に電話・・・
 
「事故った・・・!」
 
・・・・・・・・・・
 
直ぐさま自宅より車屋さんに電話・・・保険会社のロードサービスにとのこと・・・
 
息子ロードサービスに電話・・・音声案内のみで一向にオペレーターに繋がらない・・・
 
何分待っても繋がらない・・・
 
自宅からも電話する・・・結局のところ3時間音声案内が鳴ってただけ「順番が来次第お繋ぎします・・・」
 
その間に息子、警察・会社に連絡・・・
 
・・・・・・・・・
 
上り下りの二車線の一本道、雪を気をつけて30キロで慎重に運転・・・
 
それでも滑ってガードレールに接触でスピン・・・何度回転したか・・・目が回ったくらいだと・・・
 
で、岩?に突っ込んで停止・・・
 
丁度対向車も無く単独事故で・・・身体もちょっと腰をひねったぐらいで無傷でなんとか助かりました。
 
直に警察も来てくれて、車を安全な所まで押してくれたそうです・・・そこまでは良かったんですが・・・
 
その間もロードサービス一向に連絡取れず・・・
 
警察からもレッカー車屋さんに連絡してもらってもぜんぜん捕まらなく・・・
 
警察無線には引切り無しに事故の連絡が・・・
 
息子の車の横を滑りながら他の車が通り過ぎて・・・
 
・・・・・・・・・・
 
警察も「次の事故現場へ行くんで・・・」ということで「後は頑張って!」と言い残して去っていってしまった。
 
近くには民家も無くコンビにも無く・・・
 
わたしは晩酌やった後で車にも乗れず・・・浜松人スキー好きの方以外はこの時期殆ど車のタイヤはノーマル
 
・・・・・当然わたしの車もノーマル・・・でも何とか車置いてでも息子を迎えに行かなくては・・・
 
自動車屋さんにも何度もお願いしたがこの状態じゃ無理・・・
 
タクシー会社全部にも電話したが全然繋がらない。
 
一軒ようやく繋がったと思ったら・・・「この雪じゃ・・・」・・・
 
わたしのお友達の昔スキー好きだった方にも電話してみる・・・「最近車代えたばかりで今の車じゃ雪道はダメ」
 
・・・・・・・
 
・・・と、カミさんが・・・「近所のOOさん毎年正月にスキー行ってる!!」
 
OOさん、子供たちが小さい頃よりうちのカミさんが仲良くしてもらってるご近所さん。
 
早速奥さんに電話!・・・・・「旦那お酒飲んじゃってるんで・・・」・・・・・・・・・
 
・・・・・・・・・今はPM11時・・・・・・事故に遭ってから3時間・・・
 
・・・・・・と、奥さん「じゃ、私運転で旦那隣に乗ってもらうんで、直ぐ行くね!!」
 
WWWWWW!
 
OOの旦那さんも気良くOKしてくれました。
 
「こんな時は高速道路の方が危なくないんで・・・」という事で即東名高速で・・・
 
OOの奥さんは雪道と高速の運転は初心者、それでも私たちの為に・・・
 
雪道慣れてる旦那さんが隣で「大丈夫!大丈夫!」と奥さんを励ます。
 
「ここはゆっくりハンドルを切って・・・」「もっとスピード上げても大丈夫」と的確なアドバイス・・・
 
結果、予定よりも早くPM12時ぐらいで息子の所へ到着・・・
 
息子、車の外に出ていて・・・とっくに車のエンジンは切れていて暖房無し・・・携帯電話の電池もすでに空・・・
 
車の中に居たら凍ってきて「ヤバイ!」と思ったそうで、このまま寝てしまったら確実に凍死と考えて、
 
とっさに車を出て外で走っていたとの事。
 
ギリギリセーフでした!・・・あと数十分遅れたら・・・ゾッとしました!
 
車を離れられないなら、わたしが代わりにと思って、毛布にダウンジャケット、ホッカイロ、自分もジャージ2枚着
 
て靴下2枚履いて完全防備??のつもりで来たんですが・・・ちょっと無理の様なんで・・・
 
仕方が無いので車は後日取りに来る事として、息子を連れて家路に・・・
 
帰り際にOOの旦那さん「仕事でフォークリフト載せるのに使ってるトラックで明日車取りに来て上げるよ!」
 
え、えっ!!!
 
わたしたちの本当の「タイガーマスク」さんこんな身近に居ました。
 
実はもう一人本当の「伊達直人さん」が居たんです。
 
息子が事故を起こして直ぐ、警察が来るまでずっと息子のそばに居てくださった方が・・・
 
車にウイングつけた改造車の若者だったらしく、発炎筒焚いたりしてくれて息子を助けてくださった方が・・・
 
不幸にもその方の停まってる車に他の車も追突、せっかくの改造車だったんでメゲタ顔をしていたとの事でした
 
が、後から来た警察の調書を取って名も告げずその場を立ち去って行ったそうです。
 
息子、お礼もそこそこだったんで、それが心残りだったようです。
 
 
イメージ 2
 
(息子を救ってくれた車の最後の勇姿、助けてくれたタイガーマスクさんのトラックの上にて)
 
昨日の午後、雪が溶けた頃を見計らってOOさんのトラックで回収・・・もう殆ど雪は無し・・・
 
本当に本当にありがとうございました。
 
 
わたし「これからはOOさんの方に足を向けて寝れないです(>_<;)」
 
OOさん「うちは南側なんで、こっちに足向けたら北枕になるから寝れないよ(;^_^)」
 
 
 
その日の浜松の事故件数約300件・・・
 
保険会社もJAFも繋がらないはずです・・・
 
 
そそ、最後に・・・しっかりご近所付き合いしていてくれたカミさんに感謝です。