子生まれ石①・・・大興寺境内 | ねこじゃらし・Kの懐かし処

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遠州浜松発、懐かし探しの近場のお散歩
ヤフブロ時代の過去記事

静岡県牧之原市
 
遠州七不思議の一つ「子生まれ石」を探しに、先ずはまゆ形の石(通称子生まれ石)を墓石で使ってあると云われる、牧之原市西萩間にある大興寺へ・・・
 
浜松から東へ国道1号線を使い日本最大のお茶の生産地牧之原台地を目指します。
 
東名高速を使えばすぐなんですが・・・
 
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東名高速相良牧之原インターを出たところのすぐの信号を南へ・・・
 
子生まれ温泉の方へ向かいます。
 
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子生まれ温泉を通り過ぎたところに、大興寺が見えてきました。
 
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お茶畑を通って森を目指します。
 
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さっと境内を見回したんですが、子生まれ石が何処にあるのか全然わからず、勝手に境内の中を探し回って怪しい人と間違われても何なんで、ちょうど車から降りてきたオバ様子生まれ石について聞いてみました。
その方はよく知らなかったようで、親切にお寺の方に聞きに行ってくれました。
本堂から一人のオジ様が出てきまして、子生まれ温泉の通りの奥を行った所に子生まれ石が出てくる所が有ると教えていただき、ここの本堂向かって左側を入って行けば子生まれ石を使った墓石があるのでどうぞ観ていってくださいと・・・。
 
静岡県人は親切な良い人が多いです。ありがとうございました。
 
で、早速本殿の左側を・・・
 
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本堂左の渡り廊下の下を潜って行くようです・・・
 
子生まれの「子」らしき文字の看板が・・・
 
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うっそうとした林の中を通って行きます。
 
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曇り空で雨が少しパラついたようなんで、辺りは暗くジメジメしていました。
 
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ここにたくさん子生まれ石が並んでます。
 
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「子生まれ石」の伝説
 
 龍門山大興寺は曹洞宗大本山総持寺の御直末寺院で、駿遠二州にわたって末寺七十余ケ寺を有する東海の名刹で、今から六百年前に大本山第七代貫主大徹宗令禅師によって開山されました。
この寺は開山以来、代々住職の往生直後に岩中より、まゆ形の石が生れるという摩訶不思議な現象があらわれるそうです。
 
 大徹禅師は仏の道を説くかたわら石に関する学識も深く『那須の殺生石の謎を解いた名僧』として語り伝えられています。
 人徳の高かった大徹禅師は九十余歳の高齢で多くの門弟に見守られ、静かに大往生をとげようとしていた時、惜しまれて逝く大徹和尚は、『わしの身代わりとして裏山より石が生れるであろう。』と予言したそうです。
 事実、往生直後、岩中より、まゆ形の無縫石が生まれ落ちたそうです。そして弟子達はこの石を大徹和尚の身代わりとして墓石にしました。以降、代々の住職も無縫石の落下を予言して大往生しましたが、その通りに落下し、現在に至る二十九代続いているそうです。
 
 大きさは80cm前後、重さは100kg位で多少の大小がありますが、これは住職の徳望いかんによって、それぞれ異なっているそうです。
 この石が固い砂岩の中から、どうして這い出してくるのか、その道の専門家も何回か取材しましたが、いまだ謎のままです。
 この無縫石は『子生れ石』とも名づけられていますが、代々の住職が長寿であったので、『長寿の石』として、また子供が生れるように出てくるところから『安産の石』とも言われ、ひょうたんに似ていることから縁起のよい石と信仰を集めています。    (島田信金HPより)
 
これです・・・
 
見事にまゆ形の石が並んでます。
 
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木々の間からはお茶畑が広がって観えます。
 
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大興寺を後にして、子生まれ石の出てくる場所へ向かいます。