子供の頃の食べたラーメン 「浅草軒」 | ねこじゃらし・Kの懐かし処

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ヤフブロ時代の過去記事

静岡県浜松市中区鍛治町
 
「浅草軒」
 
今から40数年前幼少の頃から親しんだラーメン、母親も子供の頃に食べてたことがあり、だいぶ昔から商っていたようでした。
東海道本線平田(なめだ)の踏み切り横の路地をちょいと入った所、隣にはお稲荷さんが。
夜には赤提灯の屋台もたくさん灯る情緒のある所でした。
某ラーメンサイトによると初代は関東大震災前浅草ラーメン屋台の元締めをしていたらしく、戦前浜松「浅草軒」を開業したそうです。
 
昭和30年代 (うちのアルバムより)
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線路を走る汽車の先の方に平田の踏切が・・・踏み切り小屋がある有人の踏み切り人力の遮断機でした。
 
ラーメン一杯¥100ぐらいだった頃、両親が月に一度ぐらい、それ以下だったかも・・・精一杯の贅沢でラーメン食べに連れて行ってくれました。
後に母親から、¥100のラーメン食べるのにも当時は随分と迷ってお店に入ったと聞かされました。
 
ここのご主人は早くに亡くなられたらしく、わたしが覚えてる味は御かみさんが作ったラーメンの味でした。
メニューラーメン、ワンタン、ワンタンメン、チャーシューメン、チャーシューワンタンメン、夏には冷やし中華のシンプルなメニューでした。
両親以外にジジババ様にも、わたしだけよく連れて行ってもらった思い出深いお店です。
 
ババ様と二人で行った時、小学生だったのに欲張ってラーメン冷やし中華二つ頼んで食べられなかった思い出が・・・我がままを怒らず聞いてくれました。
 
小6の時のある日曜日は、ソフトボールのチーム全員でここへラーメン食べに来た時に、備え付けのテレビで大阪万博やってたのを今もよく覚えてます。万博開催時毎週日曜日にやっていた番組で普段はソフトボールの練習で観れなかったのでここで観れてすごく嬉しかったことが今も心の中に・・・

 
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それからしばらくして東海道線高架工事の為、昔からの店は立ち退かされ、しばらくは駅前の仮店舗で息子
さんと一緒にお店開いてまして、カミサンと結婚する前までよく通ったものでした。
いつしか御かみさんにも顔を覚えられ・・・でも話はできなかったですが・・・少しの間の常連でした。
いつもの注文はチャーシューメン大盛。チャーシューが終わりの時にはチャーシューのカスをオマケし
てくれました。
 
高架工事も完成し、浜松駅や周辺もすっかり様変わりした時は、旧イトーヨーカドーの南東の角のビルの
一階に新しい店がオープンしました。
2、3度食べに行きましたが、数年前知らない間にお店は無くなっていました
 
2004年頃の「浅草軒」
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某ラーメンサイトより画像拝借しました。
 
 
そしてお店が無くなる数年前に偶然わたしの親父が浜松市西区舞阪町「浅草軒 分店」を見つけました。
ここです。
 
 
旧一号線静銀の角の路地を南へ入った所・・・親父、何故にこんな所でラーメン屋を見つけたか解りませんが、確かに「浅草軒」の文字。
 
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「分店」と書かれてありまして、浅草軒からのれん分けしてもらったようです。ご主人が先代にラーメン作り教わったか、弟子入りしたかは定かでないです。
 
 
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メニューはこれだけ、夏には冷やし中華が出ます。
「分店」には餃子がありますが、これはこれですごく美味しいです。
 
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ラーメンの味、ここでは中華そばの味は子供の頃食べた味そのものでした。見事に受け継がれてます。
中細の少し縮れ麺、某ラーメンサイトでは豚骨と書かれてますが、わたし的には魚介類の出汁が際立って感じ深みがあり、それでいてサッパリしているように感じます。懐かしい味なんて書かれてますがこの味は他店ではまだ味わったことがありません。子供の頃から食べてるんで懐かしいなんです。
 
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裏メニューに分厚いチャーシューが乗ったチャーシューメンがあります。
 
ごちそうさまでした。