親愛なるアンへ。アンを愛して下さった皆様へ。 | 秋葉原のねこ・JaLaLaのブログ

親愛なるアンへ。アンを愛して下さった皆様へ。

 

3月31日に亡くなりましたアンの葬儀ですが、

4月2日日曜日、無事に済みましたことを遅ればせながらご報告させて頂きます。

 

お別れのご面会には、たくさんの方がいらしてくださり、

中には京都、福島など遠方からも足を運んで下さるお客様もいらっしゃいました。

本人もさぞうれしかったかと思います。ありがとうございます。

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※ブログの後半にアンの最期の写真を載せますので、

見るのがつらいという方は

『ここから写真になります』という文字が見えたらブログを閉じて頂くようお願いします。

 

 

今このブログを書かせて頂いている私某スタッフ、結果的にアンを看取らせて頂きましたが、

振り返ればあの日、海外のお客様などのご来店も多くバタバタとしていた中、

たまたま常連のお客様だけになったあの時間にアンが旅立ちましたのも、

まるで最期まですべてを推し量るかのような、そんな旅立ち方だったような気がします。

亡くなる際のシグナルと言いますか変化にいち早く気づいてくださったのも

アンが心配でご来店されていらした開店当初からの常連のお客様でした。

改めてお礼を申し上げます、本当にありがとうございました。

 

 

 

亡くなる数日前より、

閉店後から翌日の開け作業のスタッフが来るまで毎日オーナーがアンを看ていたので、

 

個人的な思いから

『オーナーがいる時間じゃなきゃダメだよ、待って』と声をかけてしまったのですが、

オーナーとしては、

『アンちゃんは営業中に亡くなる気がしてた』と、

最期までお客様の前で、というような気がしていたそうです。

 

ステージ4の鼻腔内腫瘍の診断から1年と2か月。

診断時すでに脳や目の奥にまで転移が認められ、

無治療であと数か月の命と言われていたのにも関わらず、

放射線治療後は悪性腫瘍闘病中ということもつい忘れてしまうくらいの回復を見せてくれたり、

またお客様の支えもありましてこんなに長くアンとの時間が持てましたことに心より感謝申し上げます。

 

このブログを書くにあたり、オーナーから

『アンらしい写真送るので』と送られてきたものを紹介させてください。

 

病院でのアン。

いつもこんな感じの余裕の表情で診察台に座っていたそうです。

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まだ若いカイとアン。

アンちゃま、若い頃は本当にお転婆娘でよくオーナーのカバンの中から

食べ物を勝手に咥えて逃走!なんてこともあり、

気づいたお客様から『あの子おにぎり引きずってますよ!』と言われたり、

避妊手術のアフターケアでオーナー宅にいた時も、生肉のパックにかじりついたりと

その食いしん坊エピソードには枚挙にいとまがありません。

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クゥの看取りの時も、

リクの看取りの時も、

アンはずっとそばにいてくれたそうです。

 

クゥとアン。2020年5月

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リクとアン。2023年2月

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弱っていく仲間に寄り添っているだけでなく、

弱っていく仲間に寄り添っているオーナーの心に寄り添っていたのかなとも感じます。

 

ここから、アンの最期の写真を載せたいと思います。


 

写真を載せる前に天国支店にいるララ・ジャック・ルカ・チカ・モコ・カル・マリ・ココ・クゥ・ブリ・バト・ペル・メイ・リカ・シア・シィ・ミィ・リクがいる動物霊園をご紹介します。

天国支店の子達は「城東動物霊園」という所にいます。

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アンの最期の写真になります。

 

皆様から頂いだ本当にたくさんのお花と愛に包まれて。

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食いしん坊のアンらしくお供えもたくさん頂きました、ありがとうございました。

 

苦しまずに亡くなりましたので、穏やかな顔です。

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亡くなっていると思えないくらい、

いつものアンの美しい横顔に見えます。

ほっとしたような顔にも見えました。

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2008年1月25日の開店から、2023年の3月まで、

抗がん剤治療などで何日かオーナー宅にいたこともありましたが、

 

実に15年間、お店の看板娘としてアンは立派に勤め上げました。

私は13年、一緒に働かせてもらいました。

締めくくる言葉を見つけようにも、

意志のこもったあの大きな瞳と、数えきれないアンの映像が頭に浮かんできて、

 

あの鳴き声が聞こえてきて、

うまく言葉が見つかりません。

 

 

 

 

 

 

一体何人のお客様のお膝をおかりしたでしょうか。

 

一体何度おやつや缶詰めをいただいたでしょうか。

 

どの猫スタッフもみな愛おしく大切な存在というのは勿論なのですが、

 

アンがいなかったら今のお店はなかったのではないかなと思うほど、

アンのいないジャララの今、

痛切にその功績を感じています。

 

 

なくてはならない存在であるからこそ、

いつまでもそこにいてくれるような気がしていました。

 

 

アンにグリーティングレターを送ってくださるような、海外のファンのお客様もいらっしゃいます。

コロナが明けたら日本に行って、最優先でアンに会いに行くと書いてくださいました。

それが叶わず残念ですが、

お気持ちが本当にありがたかったです。

annko販促

 

 

 

 

 

 

 

オープン当初のアンとタキ。

たき&あんねえ

 

看板娘の文字通り、

長い間看板を背負って、

その小さな体でたくさんのお客様を魅了し、

笑顔にしてくれました。

 

人スタッフに怒られることもしばしばありましたが、

共有できたすべての喜怒哀楽を思い出しても、愛おしさ以外に何もありません。

今までたくさんの猫スタッフを見送ってきましたが、

 

亡くなりそうなサインをきちんと示し、

最期の瞬間もスタッフの腕の中で、

お客様に撫でられ『ちゃまありがとう』と声をかけられながら静かに息を引き取る姿に、

最期までアンちゃまらしい幕の閉じ方だったなぁと感じています。

 

ちゃま、すごいね。

 

ちゃま、ジャララに来てくれて本当に本当にありがとう。

15年間、本当におつかれさまでした。

 

世界のアンちゃまは永久に不滅だよ。

 

 

 

アンを愛して下さった皆様、

 

これまで本当にありがとうございました。

 

もし深い悲しみと一緒におられましたら、可能な限りどうか共有させてください。

 

Anne ended her life of 15 years.

At the end, she was held in the arms of a staff member,

She went to heaven quietly, being held in the arms of the staff, petted by fans, and called out to them.

Please pay tribute to her achievements.

She will be forever loved in our hearts.

Please let us share our grief.

We send our love to Anne.

 

Thank you from the bottom of my heart.

 

 

最後に、

アンちゃまの必殺技カウンタージャンプ!!

 

 

 

アンちゃまが背負い続けてくれた看板の灯りを、

少しでも長く灯し続けていけるよう、

前を向いてがんばってまいりますのでこれからもねこ・JaLaLaをご愛顧頂ければ幸いです。

 

 

世界でいちばんかわいいアビシニアンの女の子、ちゃまへ。

今まで本当にありがとう。

ちゃま、愛してるよ。

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生前賜りましたアンへのすべてのお気持ちに、

オーナーはじめスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

 

長文お読み下さりありがとうございました。