相次ぐお出かけ | どんぐりと山猫通信

どんぐりと山猫通信

山猫庵の居候「なつの」が発信する訳あり猫と人間の物語の始まり、始まり。

ゴロブンニャ。夏野ですにゃ。

みなさんいかがお過ごしですかにゃ。

土曜日にボンが里親さんのところへ出かけた。

そして今日、アルマンとペナンの兄弟が一緒に里親さんのところへ出かけたよ。

アルマンとペナンはこれからもずっと一緒だよ。

アルマンとペナンはシロが山猫庵でお産をした子だよ。

六匹生れて、二匹は最後までシェルターに一緒にいた。

だから、野良猫ではない。

シェルターに保護された猫の子だから、シェルターキャットだけど、本当は生まれながらにスタッフの皆さんが手塩にかけて育てた猫だよ。四月一日生まれだから、一歳と少し。

里親さんの言うことを聞いて、兄弟で頑張るんだよ。


昨日の土曜日、クロエの保護主さんがみえたよ。

大きくなったクロエに驚いていたよ。

100gで運ばれてきたクロエ。

今は、800g近くある。頑張っているよ。


今日もいろいろなことがあったよ。


たまみは元気にしている。

今は、事務局のケージにいて、時々室内で遊んでいるよ。

ここは、たまみとみいのケージが置いてある。

たまみは逃げようとはしない。このケージのある室内が気に入っている。

みいも同じだ。

ケージが檻のようだと言う人がいる。

自由にしてあげたいという人がいる。

その自由にどれだけ人間が責任を持てるのか。

自由の結果、外に出た猫を犬を連れた人間が、飼い犬にその猫を噛ませるのだ。

虐待をするのである。

文京区内の話だ。その犯人を複数の人が知っている。

その被害猫が「みい」である。

そして、人間の好きな「みい」は散々な目にあいながらも、子の「たまみ」と一緒にこのシェルターにやってきた。

みいの左耳の下は噛まれた傷跡が痛々しい。

歯があまりないのでよだれを出していた。今はだいぶ良くなった。

みいも食欲があり、たくさん食べるので、最初シェルターに来た頃に比べるとふっくらとしてきた。

たまみは今日もつらい薬をのみ、たくさん食べてくれる。


若い赤血球がしっかりつくれるものはないかしら、と悩む。

獣医学の進歩を願う。

大山猫は、獣医学会の会員でもあるが、研究を知り、現実を知り、すこしでも命が救えないかと考える。


その前に、無責任な人間どもをやっつけることにゃ。

そして、そういう悪質な猫を虐待する人間は、司法の裁きを受けるべきにゃ。

裁判員制度に猫も参加させてくれれば、そういう裁判では死刑ですにゃ。


ヘッヘッヘ。夏野は怖いですにゃ。

何といっても必殺仕事猫ですからにゃ。


今日はたくさんの相談も入っているよ。

この話は次回にゃ。


夏野でした。