杉の独り言 -8ページ目

杉の独り言

思い出話ばかりになる40男!

由佳「イカ娘先輩」

イカ娘「西村由佳、バドミントン部のショートヘアの方」

由佳「紹介どうも」

イカ娘「ん、どうしたでゲソ?なんか元気ないでゲソ」

由佳「え、そ、そんなことないですよ」

渚「たしかに、なんか顔色悪いですね」

由佳「こんにちは、れもんで働いてるお兄さん」

渚「お兄さん言うなぁー!」

由佳「イカ娘先輩、知美がお世話になったみたいで・・・勝負してくれますよね」

イカ娘「ふむ・・・いいでゲソが」


由佳(ここで・・・ここで負けることだけは許されない・・・!)


由佳、回想シーン

清美「一体どういうこと・・・?」

知美「うっ・・・」

清美「★を2つも取られるとか・・・ないわ」

知美「ごめんなさい!」

清美「いくら損したと思ってるのよ!言ってみなさい!」

知美「★2つで、お金に直すと260万円くらい・・・」

清美「それだけじゃないでしょう!カードも使ったんでしょ!」

由佳「あの、先輩、カードはまだ沢山ありますし・・・」

清美「」ギロ

由佳「っ・・・」

清美「これはもうダメね、足を引っ張る仲間なんて要らないもの」

知美「そ、そんな!」

由佳「上手くいった作戦も、知美の頑張りがあったから上手くいったのであって・・・」

清美「じゃあ、こうしましょう、今度由佳がイカ娘ちゃんと勝負して勝てたら、あなた達はまだ使えるということでいいけど」

清美「もし負けたら・・・どちらかを・・・・」

知美由佳「ゴクリ」

清美「言わなくてもわかってるわね」

回想シーン終わり

由佳(この場で切られたら★4つ以上は見込めなくなる・・・つまり借金生活)

由佳(私も知美も、そんな目に逢わない!逢ってたまるもんか!)

由佳「チェック!」

由佳(イカ娘先輩のカードは、知美と2回勝負した後の残り1枚)

由佳(お金が無いから南風でカードを買うことはできないし、渚さんからカードを受け取った様子も無かった)

イカ娘「セット!」

由佳(それに何より知美が付けたパーを示すガン、確かに確認できる)

由佳(そのカード、間違いなくパーよ!)

由佳「オープン!」

イ[グー?] [チョキ]由佳

由佳「ぐにゃ~~~~~~~~~~~~~」


イカ娘「私の勝ちでゲソね、速やかにカードを破棄、と」

由佳「なんで・・・いつのまにグーを・・・」

イカ娘「あ、やっぱり、パーだと思っていたんでゲソね・・・?」

由佳「教えてください、どうやってグーを手に入れたんですか・・・」

イカ娘「い、言えないでゲソ」

由佳「ううっ、一体、ど、どうやってぇ・・・」ボロッ ボロッ

渚「墨・・・イカスミ・・・」

イカ娘「な、渚よ・・・言わなくていいじゃなイカ」

由佳「え・・・・スミ?・・・」

その時、由佳の脳裏に電流走る

由佳「ああっ!ぐにゃ~~~~~~~~~~~~~」

渚「由佳ちゃんが回想してた隙に、イカスミでパーをグーに無理矢理描き変えて・・・」

イカ娘「白服よ、戦場では?」

クラーク「騙し合いが日常デス!」

渚「うわぁーこれはひどい・・・」

由佳「か、完敗です・・・はい、★です」

イカ娘「・・・由佳よ、お主、怯えているんでゲソね?清美に」

由佳「・・・別に、そんなこと」

渚「清美って、たしか大人しそうな眼鏡の娘ですよね」

イカ娘「お主達の事情は知らないでゲソが、私にも悟郎を救うという目的があるでゲソ」

由佳(・・・悟郎・・・)

由佳「今度は、勝ちますからね・・・」タッタッタ


イカ娘「どうやら清美を叩かない事には、終わることは無いでゲソ・・・」


その頃、ネクストルーム

悟郎「畜生っ、なんだよ!真っ裸かよ!くそっ」

磯崎「てめぇ文句言ってる割に勃起してんじゃねーよ!この部屋には俺しかいねーんだぞ!気持ち悪ぃな!」

悟郎「真っ裸な上、マジックミラーでこちら側からだけフロアが見えるという異様な状況のせいだ!」

悟郎「それにお前も勃起してるじゃねーか!」

磯崎「俺はこの部屋自体に文句は無ぇよ、やっと誰か来たと思ったら勃起した悟郎だったってのに文句大アリだがな」

磯崎「フロアにいる男は残り二人だけになり、期待は高まるばかりで勃起せざるを得ないだろ」

悟郎「期待?そんなのしても無駄だ、女性は別の部屋に決まってるだろ」

磯崎「節穴かお前、焼きゴテの部屋からここまで一本道だったじゃねーか」

悟郎「うっ」

磯崎「認めたくなくても、お前の息子は始めからずっと正直なようだぞ」

磯崎「・・・硬派を気取ってるくせに結局根はスケベエ、そういうところがムカつくんだよ」

悟郎「くっ」


悟郎「そういえば、お前さっき幻覚を見ていたのか?」

磯崎「あのアヘボイスか、あれは俺が発した声じゃない、テキスト読み上げソフトによるものだ」

悟郎「そうか、まあ何にせよ良かったな・・・」

磯崎「良いもんかよ!なんで俺の声で恥ずかしいセリフがフロアに流れなきゃいけないんだ」

悟郎「ふっ、もうみんな、磯崎は廃人か死、助からないって思ったろうな」

磯崎「ならばお前もここに来た以上、エロ幻覚の亡者になったと思われているだろう」

悟郎「うっせえ早漏」

磯崎「黙れ童貞」

悟郎「短小馬鹿が」

磯崎「包茎野郎」


磯崎「ふっ、まあいがみ合っててもエネルギーと時間の無駄だ、もっと前向きな話をしようぜ」

磯崎「悟郎は、やはりあの、千鶴さんだっけ?海の家の厨房の人に来てほしいんだろ」

悟郎「・・・もし・・・もし千鶴さんが来るような事があったら、とりあえずお前を気絶するまで殴り倒す」

磯崎「そうか、俺にはあの人の良さがイマイチ理解できん、そんなにスタイル良くないだろ」

悟郎「スタイル悪いとは思わないし、大事なのはそういう所じゃねえ、お前なんかに理解されたくねえよ」

磯崎「俺は断然常田鮎美ちゃんだな、もし彼女が来たら俺は理性を保つ自信が無い」

磯崎「それこそ気絶するまで殴ってもらわないと、強姦罪でブタ箱行きになるな」

悟郎「わかった、殴る」

磯崎「頼む」

磯崎「・・・次点で、長月早苗ちゃんかな」

悟郎「あの子は高校生だろ」

磯崎「しかし残りのメンツはみんな高校生イカだ、やむを得ないだろ」

悟郎「いや、まだ、年齢不詳の女、田辺梢さん、略してタコさんが居るぞ」

磯崎「ああ、あの人か・・・確かに可愛いんだが、なぜか俺の本能が食指を動かさない」
イカ娘「さて、これで手持ちは★4、カード1(パー)になったでゲソ」

イカ娘「カードを適当に売ってしまえば、船を降りることはできるじゃなイカ・・・?」

イカ娘「いや!違う違う!悟郎を助けなければいけないでゲソ」

イカ娘「悟郎の分の借金が無くなってすっきりしたとか、思っちゃだめでゲソ」


イカ娘「ん、あれはなんでゲソ、南風って書いてあるじゃなイカ」

鮎美「い、いらっしゃいませ」

おっさん「おう、イカ娘、何か売り買いしたいのか?」

イカ娘「売り買い?」

おっさん「俺はここで海の家をやっているんだ」

イカ娘「★やカードを売り買いしてるのでゲソ?」

おっさん「そうだ、どうやら興味があるようだな」

イカ娘「いくらなのでゲソ?」

   南風メニュー(万円)
    販売価格 買取価格
★   135   130
グー  33    10※
チョキ 37    11※
パー  19    8※
※カード買取は有料

おっさん「値段はそのときの状況によって俺が勝手に変えるが、今はこの通りだ」

イカ娘「カードは引き取ってもらうのにもお金がかかるんでゲソ?」

おっさん「ふっ、当然だ、★さえ十分あればカードは邪魔物となるのだからな」

イカ娘「カードの種類によって値段が違うでゲソが、これは?」

おっさん「好きに解釈すればいい」

イカ娘(まさか、在庫や流通を知ることによって、カードの所在をある程度分かっているでゲソ?)

おっさん「なぜかは言えんが、パーは今安いんだ!」

イカ娘「あは、そ、そうなんでゲソね」

おっさん「おいイカ娘!お前のそのカード!」

イカ娘「ぎくっ」

おっさん「・・・引き取ってやろうか?お金はかかるがな」

イカ娘「おぉ、お、お断りでゲソ」

おっさん「★は4つあるようだが、そっちを買い取るか?」

イカ娘「★もカードも足りないんでゲソ!」

おっさん「ほう、貴様なかなか強欲だな、カードを買いたいのか!」

イカ娘(お金は無いんでゲソ~!!)


おっさん「やはりカードの購入は不安か?安心しろ、この店は秘密厳守がウリだ」

おっさん「誰が何を売った買ったなど一切漏らさん」

おっさん「・・・俺はこのゲーム開始直後にこの商売を思いついた」

おっさん「最初は誰も見向きもしなかったが、今までで2人ほど客が来た」

イカ娘「2人だけでゲソ・・・?」

おっさん「ふっ、信頼と実績の南風、繁盛するのはまだ先だ!」

おっさん「俺はこの船で一度たりともジャンケン勝負をしない!しかし借金する気も無い!」

イカ娘(確かに、全く運に頼らない堅実なやり方、抜けた発想でゲソ・・・)


イカ娘(南風は親子で組んでいるから、ゲーム終了間際にあいこでカードの消費が出来る)

イカ娘(カードの残り枚数を気にせず売り買いができるんでゲソ)

イカ娘(この戦場、一人で戦うというのはあまりにも脆い)

イカ娘(千鶴、栄子、たけるの相沢家)

イカ娘(おっさんと鮎美、南風親子)

イカ娘(そして、清美、知美、由佳のバドミントン部)

イカ娘(組んでいる者達は見るからに安定した★数を誇っているようでゲソ)


イカ娘(組んでいない人物は、行き詰っている早苗と)

イカ娘(渚、そして謎の女、田辺 梢でゲソ)

イカ娘(この誰かと組むのが上策、でも・・・もう二度と裏切られたくないでゲソ・・・)



イカ娘「渚」

渚「な、なんですか・・・」

イカ娘「渚よ、私と組んでほしいで」

渚「無理です」

イカ娘「早い」

渚「一度仲間になった振りをして、絶妙なタイミングで裏切るんですね、わかってますから」

イカ娘(それは清美でゲソ・・・)

渚「そもそも★を4つも持ってるじゃないですか、生還が確定しているのに・・・」

渚「★2つの私と組もうと誘ってくるのが不審です、一体何をしようって言うんですか!」

イカ娘「何をって・・・私は・・・悟郎を」

渚「・・・嵐山さん?」

渚「・・・はっ!あなたが嵐山さんをネクストルームに送ったんですか!」

イカ娘「そうでゲ、あ、え?、まあそう、いや、合ってるでゲソが」

渚「やっぱりっ!!」

イカ娘「あーもー助けようと思ってるでゲソ!悟郎を!」

渚「・・・」

イカ娘「わかってくれたでゲソ?」

渚「・・・」

イカ娘「何でゲソ、何を考えてるでゲソ」

渚「嵐山さんを助けるために★6つ必要とか言いつつ、結局地球侵略のために★を」

イカ娘「もう、いいでゲソ」

渚「・・・待ってください」

渚(嵐山さんは命の恩人、もし助けることができるのであれば助けたい)

イカ娘「・・・」

渚「今すぐ協力はできません、カードも見せられません、でも」

渚「少し様子を見せてもらいたいです、その後、決めます」

イカ娘「・・・おお!ありがとうでゲソ!渚!ユーアーヒューマンでゲソ!」

渚「え?」

イカ娘「間違ったでゲソ、ユーアーマイエンジェルでゲソ!」

渚「ヒューマンで間違ってないじゃないですか・・・」
その時、イカ娘の脳裏に浮かび上がるイカ的奇手

イカ娘「あ、あったでゲソ・・・逆転への海流が・・・」

悟郎「どんな方法だ?」

イカ娘「現状、★もカードもお金も無い、これではそもそもジャンケンができないでゲソ」

悟郎「そうだな」

イカ娘「もしどれかが余っていれば、足りないものを買って、勝負が可能でゲソね」

悟郎「そうだな」

イカ娘「カードとお金は0だからどうしようもないでゲソ、しかし★は・・・」

悟郎「いや、★もギリギリだろ」

イカ娘「死ねば助かるのに、でゲソ」

悟郎「・・・?」

イカ娘「悟郎の★を譲ってくれなイカ?」ニコッ

悟郎「まっ、まま、待ってくれ!そんなの考えたこと無かったからちょっと考えさせてくれっていうか」

悟郎「この★を失ったらその時点で俺がネクストルーム行きだろ!ダメだ!」

イカ娘「悟郎よ、落ち着いて見るでゲソ、フロアの端に居る早苗を」

悟郎「あ、ああ、居るな」

イカ娘「私の分の★も確保するとか言ったものの、★1カード1になってしまい、自分の分の★すら足りない状況に陥ってるでゲソ」

イカ娘「しかし、あれは★が足りなくても、待っていれば★を得るチャンスが来るということ!」

イカ娘「さっき早苗が白服と何か話していたでゲソからね、間違いないじゃなイカ」

イカ娘「であれば一度ネクストルームに行ったとしても、フロアに居る仲間が★3つを使い」

イカ娘「ネクストルームの人へ★の譲渡を行う事で復活はある!あり得るんでゲソ!」

悟郎「あのさ、根拠が全然足りないと思うんだが」

イカ娘「大丈夫セーフティでゲソ!」

悟郎「大丈夫ならお前が行けよ!」

イカ娘「残念ながら、私には清美と決着をつけるという悲しい使命(さだめ)があるのでゲソ」

悟郎「俺だって千鶴さんと★を集めまくるという野望がある」

イカ娘「仲間の磯崎を助けに行かなイカ!ライフセイバーならライフをセーブしろでゲソ」

悟郎「磯崎は完全にイっちゃってたから手遅れだろ!」

イカ娘「まだ生きてるでゲソ、最後まで延命処置しろでゲソ」

悟郎「だから嫌だっつってんだろ馬鹿、イカがイカなイカ!」

やいのやいのやいのやいの


15分後

悟郎「絶対だぞ、写メな!3枚な!間違っても妹のほうじゃねぇぞ、弟でもねぇぞ!」

イカ娘「はいはい、わかってるでゲソ」

イカ娘(千鶴の写メ3枚で揺らぐとは・・・生きて帰れるかも知れないのに・・・純情通り越して馬鹿でゲソ)

イカ娘(でもまあ、そこが悟郎の良いところでゲソ・・・)

イカ娘(・・・はっ、違うでゲソ!扱いやすいという意味で良いんでゲソ、ウンウン)

悟郎「おい、イカ・・・信じてるからな」

イカ娘「(ドキッ)う、うむ、必ず救い出すでゲソ」

悟郎(最後の★の譲渡っ、筆舌に尽くしがたい痛みっ・・・)

ハリス「おおっと、もう一人、ネクストルームデスカ、こちらへドウゾ」

クラーク「なぜかライフセイバーばかりデスネー」

ギイィ
悟郎「ここがネクストルーム・・・うっ、あれは何だ・・・熱せられている大量の焼きゴテ?圧倒的熱量っ!」

シンディー「あら来たわね、えーと、二人目だから2のマーク、2のマーク、と、これね」ガチャリ

悟郎「おい、ちょっと待ってくれ、どこに当てるつもりだよソレ」ビクビク

シンディー「肩だから心配しなくていいわ、さぁて、始めるわよ」シュウウウウ

悟郎「うおっ、馬鹿な!マジでやるのかよ、イカのやつが来たら文字通り焼きイカになるな」

悟郎「あと、千鶴さんだけは絶対来て欲しくな」

シンディー「えいぃっ」ジュワッ

悟郎「んぐぅぅっ・・・・・うううううううううぁぁぁぁ!」

シンディー「・・・はい終わり」

悟郎「畜生っ、これではたとえ帰れても仕事中に「何で2なんですか?」って聞かれる日々が始まっちまう・・・」

悟郎「しかも磯崎が1かよ・・・2の俺は2番手ムードっ!非常に嫌っ」ボロッ ボロッ

シンディー「・・・あ」

悟郎「?」

シンディー「2のマークにすべきところなのに、間違って5を当てちゃった」テヘペロ

ハリス「アルアール!年賀状の芋判作る時に良くやっちゃいマース」

クラーク「アルアルアール!」

悟郎「うおおおおっ!神は居たっ!5なら「ごろうですから」と答えられる!」

シンディー「え、じゃあ、6も当てとく?ゴローだし、えーと6、6は、と」

悟郎「やめてぇー!?」

クラーク「そして今度は9になったりしてネ」

ハリス「アルアルアール!」


イカ娘「悟郎、お前の★、借りるでゲソ・・・」グッ

イカ娘「さて、これで私の手持ちは★2となった、ここから這い上がる手段は・・・」

イカ娘「★でカードを買うのは下策でゲソ、もっと手っ取り早く、効率良く★を増やすには・・・」トコトコ


知美「おやおや、イカ娘先輩じゃないですか」

イカ娘「バドミントン部、お色気担当の知美・・・[かずみ]じゃなくて[ともみ]」

知美「紹介ありがとうございます、ところで、悟郎さんはどうしたんですか?」

知美「もしかして切っちゃったんですかぁ?」

イカ娘「・・・知美よ、勝負しなイカ?」

知美「勝負ですか、いいですけど・・・先輩から聞きましたよ、カードが無いそうですね、勝負できないですよ」

イカ娘「それなんでゲソが、勝負するためにカードを貸してほしいんでゲソ、グーチョキパーをそれぞれ1枚」

知美「・・・なんでそんな大サービスを私がしなきゃいけないんですか」

イカ娘「もちろんお主への見返りはあるでゲソ、カードを借りて行う勝負で私が負けたら、★2つを支払うでゲソ」

イカ娘「お主が負けた場合、支払う★は1つでいいでゲソよ」

知美「・・・グッド」

知美(渡すカードに傷を付けておいて、どのカードを出したか分かるようにしてやる・・・これが人間の知恵ですよ、ふふ)


イカ娘「さってと、どれで行こうかでゲソ~」

イカ娘「うーむ、よし!これで行くでゲソ!」

知美(その傷は・・・グーを選んだわね、じゃあこっちはパーでいけば・・・うふ、勝ち確定!)

イカ娘「チェック!」

知美「セット!」

イカ娘「オープン!」

イカ娘[チョキ] [パー]知美

知美「あーっはっは!白服さーん、ネクストルーム行きのイカ一丁はいりまーす!・・・ってあれ?」

イカ娘「何を言ってるんでゲソ?」

知美「ぐっ、ぐにゃ~~~~」

イカ娘(知美がガンを付けるくらいのことはお見通しでゲソ、カードを2枚重ねて出せば逆転できるでゲソ)

知美「い、イカ娘先輩ぃぃ・・・2枚重ねとか・・・そんな卑怯な手を使うんですね・・・」ギリ ギリ

イカ娘「どっちが卑怯でゲソ!お主が策を弄す事さえ無ければ私がカードを重ねようと問題は無かったんでゲソ」

知美「ぐぬぬ・・・も、もう一回!もう一回勝負です!」

イカ娘「う~ん、しょうがないでゲソねぇ、まぁ、可愛い後輩の頼みだし・・・」

知美(イカ先輩はさっきチョキを出した、つまり残りはグーとパーのみ、パーで行けば負けは無い!)

知美(こんな単純なことに気づかないイカ先輩、所詮はイカ脳!プーックスクス)

知美(それにこれで勝てば★2つゲット、負けを一気に取り戻せる!)

知美「チェック!」

イカ娘「セット!」

知美「オープン!」

イ[チョキ] [パー]知美

知美「あっは!・・・・・・へ?」

知美「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

イカ娘「既に海中嵌っている、首まで」

知美「なんで!?なんでよ!なんでチョキが出てくるのよ!さっき使ったじゃない!」

イカ娘「さっきはカードを2枚重ねていたでゲソが、破棄したのは重ねていたもう一枚の方なんでゲソ」

知美「ち、ちょっとお!それは反則じゃないの!?どうなのよ白服ッ!」

ハリス「戦場は騙し合いダ!(私も騙されタ!)」

知美「ビエ~~~~ン!!」

イカ娘「★2ついただくでゲソ」

イカ娘「知美よ、2戦目はよくカードを見ていれば、お主が付けたガンが見えたはずじゃなイカ」

イカ娘「熱くなって視野が狭くなった者は、どうあれ負ける運命なのでゲソ」

知美「う、うるさい!覚えてろ馬鹿ぁ!」ダダダッ

イカ娘「あ、借りたパーをまだ持ってるんだけど・・・ま、返せと言われてないので返さなくていいでゲソね」うき うき
清美[グー] [パー]知美

イカ娘「ん?」

悟郎「え?」

清美「ん?」

イカ娘「おい?」

悟郎「これは?」

清美「お疲れ様」

イカ娘「え?」

知美「ぷっ、あーっはっはっはっは!あの顔!キョトーンとしちゃって」

由佳「ほんと、でも、知美も先輩もすごく上手でしたよ~!演技が」

清美「ふふ、騙すのって面白いわねー、苦労した分だけこうスーッっとするのが」

知美「ねえねえどうしよう、何買おっかー?」


悟郎「き、清美ちゃんは・・・最初から二人とグルだったのかっ・・・」

イカ娘「???」

清美「あははっ、ダメダメ、もう痛々しすぎるから、さっさと行こ、★とお金ありがとうイカ娘ちゃーん」




イカ娘「・・・・・・え?あれ、私、き、清美に騙されたでゲソ?」

イカ娘「騙す、なんて、清美はそんなこと、そんなことしないでゲソ・・・そんな・・・」

イカ娘「うっ・・・ううっ・・・・」


イカ娘「うわぁ~~~~~~!!!!」バッ

清美「ちょ!何!やめてっ!!」

イカ娘「清美ィ!清美ィィィ!!」グイッ

清美「白服!助けて!」

クラーク「ドウシタドウシタ!離れろ離れろ!」

パァン!
イカ娘「うぐっ」

クラーク「ナンダ!何があった!」

イカ娘「清美が!約束を!裏切ったでゲソ!」

清美「あほんだら!ものの3分も話さんうちに、友達にでもなったつもり!?」

イカ娘(もっと話してるでゲソ・・・)

清美「甘ちゃんが・・・私はイカを取って食っただけ、オドレがヌルイのよ!」

クラーク「そうか、ならば何も問題はナイ・・・散れっ」

イカ娘「・・・え?」

清美「けっ」


クラーク「・・・ここは皆さんが命や大金をかけて戦う場、文字通り戦場ダ」

クラーク「戦場では騙しあいが日常、誰もが相手を出し抜こうと策を張り巡らセル」

クラーク「戦場で背後から刺されたと騒ぐイカがどこに居ル?」

悟郎「騒ぐイカ自体、居ないな」

クラーク「そんなイカ、物笑いの種になるだけダロウ?」

クラーク「お前は、戦場で後ろから刺されたイカ、それだけダ」

イカ娘「ぐにゃ~~~~~~」


イカ娘「」ボロッ ボロッ

悟郎(金は人を変えるからな、人間の浅ましい姿を見てしまったか)

悟郎(友達だと思っていた人物に裏切られたイカ・・・)

悟郎(何と言葉をかけてよいやら)

悟郎「えーと、な」

イカ娘「」グスン

悟郎「お、俺が友達になってやるよ、絶対裏切らないから・・・」

悟郎(なんだそりゃ)

イカ娘「・・・・ばか」

悟郎「・・・ばかだな」

イカ娘「ふふ」


イカ娘「さて、いつまでも泣いてないで、現状を整理でゲソ」グスッ

イカ娘「私と悟郎で★2、カード0、残金0万円(借金741万円+利子)」

悟郎「いよいよ覚悟を決めたほうがいいかもな・・・」

イカ娘「いや、諦めてはダメでゲソ、最後まで逆転への道を探すんでゲソ」

悟郎「・・・そうか・・・そうだな」
0イカ娘「私たちは3人で1匹となるでゲソ、これでなんとか生き残ろうじゃなイカ」

悟郎「イカ・・・お前、なんでまた★もカードも少ないヤツを・・・」

イカ娘「別に、メガネなだけで他意は無いでゲソ」

悟郎(・・・清美ちゃんが窮地に陥ってたのを見過ごせなかったのか?)

イカ娘「そういえば悟郎、カードは持ってるでゲソ?」

悟郎「ああ、清美ちゃんが、ちょっと貸してって言うから」

イカ娘「ふーん・・・」



清美「すみません、すみません・・・魔が差したんです・・・!」

イカ娘「清美・・・」

悟郎「イカ、この子はいくらなんでもチームに入れられないんじゃないか?」

悟郎「チームの貴重な財産であるカードを勝手に使うとは・・・しかも負けてるし」

悟郎「そして、もしジャンケンで勝てたら★3つになったんだ、そうなれば抜けようと考えてたんだろ?」

清美「め、めっそうもないです!」

イカ娘「・・・清美ぃ!」

清美「はいぃ!」

イカ娘「いいでゲソ、許すでゲソよ」

清美「!」

イカ娘「私は・・・切らない!切ったらチームに亀裂が生じるでゲソ!」

イカ娘「それにっ・・・ゲソを切ったら何が何だかわからない!」

イカ娘「そんなの何が何だかわからないじゃなイカ!」

イカ娘「だからっ!切りたくても切らないんでゲソっ!」

清美「・・・い、イカ娘ちゃぁん・・・」ボロッ ボロッ

悟郎「そ、そうか(何だかわからんが)・・・イカが切らないって言うのなら・・・」

悟郎(まったく、どこまで優しいんだ、このイカは)


イカ娘「現状を整理すると、我々の手持ちは★が4、カードが1(グー)、お金が941万円となったでゲソ」

悟郎「これだけ現金があれば、★を誰かから買うことはできるだろうが」

清美「借金が増えることになりますね」

イカ娘「それに、おそらく★は150万円以上の価格になってると思われるでゲソ」

清美「え、なんで?」

イカ娘「このフロアに★が足りていないんでゲソ、生き残るために皆★を手放さないからでゲソ」

イカ娘「それにまだ勝負は前半戦、今後の展開も不透明なのに早々★を売ることはしないでゲソ」

悟郎「やはり、誰かからカードを買うか?」

イカ娘「むうううううう」


知美「イカ娘先輩」

イカ娘「ん、お主たちは」

悟郎「どちらさんだっけ?」

清美「・・・私の部の後輩です」キッ

由佳「あっ、先輩、怖い顔で睨まないでくださいよ」

清美「・・・・」

イカ娘「清美、二人とは仲良かったはずでゲソ、何かあったんでゲソ?」

知美「いえいえ、別に何もないですよ、普通に勝負して、普通に★をもらっただけです」

由佳「勝者は得て、敗者は失う、それをねじ曲げたら何が何やら分からないですからね」

清美「・・・そうよね」

イカ娘「で、何でゲソ?一体何の用でゲソ」

由佳「えっと、一勝負してもらいたいと思って伺ったんですけど・・・」

知美「何かみなさん★が全然無いみたいですね、もしかしてカードも無いとか・・・?」

清美「カードならあるもん!」

イカ娘「ま、待つでゲソ清美!」

悟郎「おおおおお落ち着け!」

清美「大丈夫、勝算はあります」

イカ娘「・・・」

イカ娘(また無茶な飛び出しでゲソ・・・)

悟郎(いや、清美ちゃんには何か自信のようなものが感じられるぞ、目が輝いてる)

イカ娘(そうでゲソ?勝算とか言ってるでゲソが・・・私たちのカードはグーしか・・・・・・まさか)

悟郎(そういうことだろ、きっとグーで勝てる算段なんだ)


清美「二人の行動はずっと見ていたわ、ゆえに、この勝負で出すカードは導き出される」

知美「わ、私たちだって先輩を見てたもん!そのカードは導き出される!」

イカ娘(いやいや、あのカードは清美のじゃないでゲソ)

悟郎(あの子達、明らかに見誤ってるな)

清美「じゃあ、★に加えて941万円も賭けて勝負と行きましょう」

知美「なっ!」

由佳「んっ!」

イカ娘「だっ!」

悟郎「とっ!?」

由佳「そっ!そんなの無茶に決まってるじゃないですか!」

清美「あらあら、導き出されるんじゃなかったの?このカードが」ヒラヒラ

知美「むっ、ムッカー!いっ、いいですよ!勝負しましょう!先輩!」

由佳「と、知美・・・」

悟郎「挑発して賭け金を一気に引き上げたか・・・勝手に、だが」

イカ娘「きっと、きっと大丈夫でゲソ。清美が精神的に押し勝ってるでゲソ」

清美「さあ行くわよ!チェック!」

知美「セ、セット」

由佳「わぁっ!ちょ!ちょっと待ってよ!この勝負・・・」

清美「おい白服ぅ!」

クラーク「ナンデショウ」

清美「セットに入った後で勝負を止めることはできるの?」

クラーク「・・・認められナイ」

クラーク「セットに入ったら、後はカードを開くダケ」

清美「そういうことよ、残念だったわね、由佳」

由佳「ううっ」

イカ娘「清美、かっこいいでゲソ・・・」

清美「うふ、ありがとうイカ娘ちゃん、さぁオープン!」