退職金は出ません、となって | 杉の独り言

杉の独り言

思い出話ばかりになる40男!

あれはいつだったか、2014年くらいだろうか、自社で確定拠出年金の制度が始まったのだ。

 

・退職金は出なくなります
・そのお金は60歳まで運用した後に払われます


杉は勤務年次の関係で、退職金の半分はそのまま退職金、半分は確定拠出年金となった。

会社を辞めた時に退職金がもらえない。とにかく60歳まではおあずけ。
(破産したときはさすがにもらえる、60未満で死んだ場合は遺族がもらうらしい)
会社を辞めたら速やかに個人型iDeCoに変えさせられて運用は継続しなければならない。

転職したら転職先の確定拠出年金制度に従う、制度が無ければそのまま個人型。

 

会社を辞めたり、転職する際の生活費は失業保険と貯金でつなぐしかないわけだ。
失業保険はすぐもらえるわけじゃないし、長年働いてないと額も大したことないので、
まあ貯金が大事になってくるわけだ。

お給料は貯めていくしかないよね。贅沢せずにね。

いやこれで消費が落ち込まないわけないだろ!!

杉は独り身だから全然マシだけど、家族ある身だとほんと深刻。

要貯金→会社を辞められない→ブラックでも頑張らなければいけない とも言える。極端だが。

 

この制度が各社にどんどん広まっていった。
会社員はみんな、退職金は無く、そのお金は投資信託で運用していくのが強制となっていってる現代。

これは投資信託の元締め側としてはウハウハだ、食いっぱぐれないどころか、大儲けだ。
元締め側は預かっているお金の分だけ儲けが出るわけで、そして強制的に預かるわけで・・・

 

いやはや誰が誰と相談、結託してこのシステムを完成させたか知らんけど、

悪代官越後屋どころじゃない。
日本の景気を犠牲にして一部の銀行、証券会社を儲けさせるシステムだ。
会社員をあざ笑っているようにも感じられる。
こんな状態で、若い人は車を買わないとか言っても、当たり前だろとしか・・・


確定拠出年金で選べる運用商品(投資信託)は複数あるが、世の中の全てではなく、選定されたもの。
この選定も忖度や、談合、献金?など、妖しい匂いがする。

 

あ、ちなみにこの話は個人型のiDeCoは別だと思ってる。
iDeCoは強制ではない。利用したらどうですか?ってスタンスなので大いに結構と思う。

DC(確定拠出年金)がおかしいんだわ。


まあ確定拠出年金も、iDeCoも、投資信託なので運用してれば増えることが多いだろうし
普通に投資するより手数料などの面で優遇されているから、どこもかしこも悪ってわけじゃないよ。

 

任意の額ではなく、高額を、強制的に預かるってのは、酷いだろと。

まあ無職になった杉はもういいんだけどさ。あの時の衝撃を思い返してみた。