ホミン時代小説35 | 東方神起大好き!にゃみあんのブログ

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チャミペンですが、ユノも大好き!とにかく東方神起が大好き!なんです!!

皆さま~
ホミン時代小説の
続きです~





ホミンが苦手な方は
スルーしてくださいませ~


























ホミン時代小説「花よりも君35」

俺が…ゆっくり喉元の剣を
押し引きはじめわずかに切り傷が
できた瞬間…


「ユノ様!!!!」


チャンミンが俺の元に飛び込んできた…


それと同時に剣に伝う血液…

ハッとして見ると…

チャンミンが素手で剣を掴んでいた…



「チャ、チャンミン!!」


「ユノ様!!!!やめて…
ダメです…やめて…お願い…


「チャンミン…離せ!!」


チャンミンは泣きながら俺を睨み…


「離しません!!!!!!
絶対に離しません!!!!!!
ユノ様が死んだら…僕も死にます!!!!


「チャンミン…」


「ユノ様のいないこの世に…
何の意味がありますでしょうか!!…
ユノ様がいるから…僕も生きていられるのです!!!!
ユノ様が死ぬなら…
僕も死にます…


チャンミンが力強く剣を握りあげる…

剣から伝うチャンミンの血液が
床に滴り落ち…
床を赤く染めていく…

力の抜けていく俺の手から
チャンミンが剣を奪い取る…


それを見ていた皇子がチャンミンに
ゆっくり近づき…


「チャンミン…さぁ…心配いらぬ…
その手から剣を離すがよい…


震えるチャンミンの手から
皇子が剣を静かに取り上げた…



「誰か!!医者を呼べ!!」


皇子が叫ぶ中…

俺はチャンミンの元に歩みより…


「あぁ…チャンミン…手が…
痛いか…悪かった…チャンミン…


血だらけのチャンミンの手を
そっと握った…


「ユノ様…平気です…
あなた様が死ななくて…本当に良かった…


泣きながら微笑むチャンミン…


俺はチャンミンを黙って抱き寄せた…



……………
………………


それから…数週間後…


俺は…再び…皇子の前に膝まづいていた…



「ユノ…チャンミンの手の傷の具合はどうだ!?」


「はい…運良く…傷がさほど深くなく…
今少ししたら…筆を持つこともできそうです…


「そうか…それは良かった…
それから…ユノ…今日…そなたを呼び出したのは…
今回の事で話がしたかったからだ…


俺は深々と頭を下げ…


「はい…わかっております…
どのような罪も受ける覚悟は出来ております…


皇子は俺を見つめて…


「ユノ…私の負けだ…」


「はっ?」


皇子は笑いながら…


「私の負けだと言っておるのだ…」


訳がわからず皇子を見上げる俺に…


「そなたの想いも…チャンミンの想いも…
狂おしいほど伝わってまいった…
そなたの気持ちもわからず縁談を進め…
チャンミンさえ汚そうとした…
ユノ…すまなかった…私を許してくれるか!?


「そのような事…とんでもありません…」


「ユノは私の大事な部下だ…
死なれては困る…
そなた達の秘めた想いは聞かなかった事にする…


「皇子…」


「そのように想い合える相手がいるなど
まことに羨ましい…


皇子のはからいで
今回の事は内密にされ…
チャンミンの看病にと
しばらく休暇を与えられた…


愛しいチャンミン…
俺のチャンミン…


俺は足早にチャンミンの待つ
住まいへと向かった…




つづく…





うわ~ん
良かった~
(;つД`)

ユノ様も
チャンミンも
無事でした~

やっと…
次回は
愛し合うお二人が
登場しそうです~
(*≧∀≦*)





画像はお借りしました。
ありがとうございました。