ホミン時代小説の
続きです~
ホミンが苦手な方は
スルーしてくださいませ~

ホミン時代小説「花よりも君51」

「ヨンア殿…
私と話しなどしても詰まらないですよ」
俺が言うと…
ヨンア殿がゆっくり俺を見つめて…
「ユノ様…わたくし…
あなた様を…もっと知りたいのです…」
「私を…?
私など…詰まらない男です…」
ヨンア殿は…フフ…っと笑って…
「あなた様の…そんな所が…
好きになりました…」
「えっ?」
「わたくし…そんな
あなた様を…好きになりました…」
………
…………
その頃…
チャンミンは、ヨンアの
お付きの者を庭に案内していた…
「素敵なお庭ですね~
あの…私、ヨンア様の世話係りの
ハン・ソニと申します…」
「あ、僕は…シム・チャンミンです…
ユノ様の世話係りをしています…」
ソニは庭の花を見つめながら…
「私…ヨンア様には大変お世話に
なっております…だから…
ヨンア様には幸せになっていただきたいのです…」
ソニは振り向いて
チャンミンを見つめ…
「はっきり言います…
あなたは…ユノ様の…なんなんですか?」
チャンミンは
その言葉に驚いて…
「な、なにとは…
ど、どういう意味ですか…」
ソニはチャンミンを見上げ…
「先程…見ましたよ…
ユノ様が…あなたの手を…
私達に見えないように…ソッと握るのを…」
チャンミンは慌てながら…
「ち、違います…あれは…
緊張している僕を和らげるために…」
「ユノ様も…あなたも…
互いを見る目が違うと感じたの…」
「えっ…」
「違いますか?」
ソニの鋭い視線に
チャンミンは何も言えなくなっていた…
「あなた方は…同性同士でしょう…
けして…歓迎されないわ…」
「……」
「ユノ様の幸せを願うなら…
あなたは…身を引くべきです…」
チャンミンは
黙ったままうつむいた…
わかっているんだ…
ユノ様の幸せのためにも…
このままじゃダメな事ぐらい…
知らないうちに
瞳に涙がたまる…
「チャンミン…泣いているの…」
ソニがチャンミンの頬に手で触れた…
「泣いてなんか…ないです…」
そう…言い終わったと同時に…
ソニがチャンミンの
唇に唇を寄せた…
「な、なに…!!」
チャンミンは驚いて…
ソニから離れた…
「あなた…女を知らないの…?」
「えっ!?」
「女を知らないから…
ユノ様しか見えなくなるのです…」
………
……………
再び…
客間…
…………
「わたくしは…あなた様を
好きになりました…」
俺は少しためらいながら…
「ヨンア殿…
気持ちは大変嬉しいのですが…
実は…私には…
想いを寄せる相手があります…」
ヨンア殿は…
俺の言葉を聞いて…少し笑って…
「そんな事…気づいております…
それでも…あなた様を…
好きになりました……」
俺はヨンア殿の言葉に驚きながら…
ヨンア殿を見つめた…
つづく…
ユノ様を好きになった
ヨンア…
二人の気持ちに
気付いたソニ…
っていうか!?
ソニ…
チャンミンの
唇…奪ったよね!?
ソニ…
油断できない女ですね…
(((・・;)
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