ホミン時代小説の続きです~
ホミンが苦手な方はスルーしてくださいませ~

ホミン時代小説「花よりも君22」

逢いたかった…
ずっと…ずっと…逢いたかった…
俺はチャンミンを強く抱きしめた…
「チャンミン…どうして…ここへ…?」
チャンミンはニッコリ笑いながら
俺を見上げて…
「ドンへ様です…」
「えっ!?…ドンへ?」
「はい…ユノ様に会えるように
いろいろ手はずしていただいて…
再び宮中に入れるように、
再建する男学所に入学できるように
僕を推薦してくださいました…」
「そなた…男学所に入学できるのか!?」
「はい…」
また…宮中にチャンミンが
戻ってくる……
また…俺の近くに戻ってくる…
俺は嬉しさのあまりに
再度チャンミンを抱きしめた…
「あぁ、ユノ様…これ…
ドンへ様より文をあずかりました…」
「ドンへから文…?!」
俺はドンへの文に
急いで目を通した…
文には…
………………
………
ユノ殿へ…
ユノ…どうだ!!
俺の差し入れ!!
酒よりも酔えるだろう~
お前の熱い想いも…
チャンミンの想いも…
俺には痛いほど感じられた…
昔から…
ユノには度々助けられているしな…
いつも真面目なお前だし、
今宵は楽しめ!!
勝手ながら…明日のユノの業務…
全て休みにしておいた!!
夜は長い…
思いのまま過ごせ!!
何も考えるな…
気持ちのまま行動しちまえ!!
あっ、礼か!?
礼なら…後日…良い女を紹介…
頼むぞ…
男前のドンへより…
………………
…………
俺はドンへの文を握りしめた…
ドンへの奴…
ドンへの気持ちが嬉しくて…
良い友に恵まれた事が嬉しくて…
俺は熱い気持ちのまま
チャンミンを見つめた…
クリクリした瞳で
俺を見つめるチャンミン…
愛しすぎて胸が苦しい…
何も考えるな…
気持ちのままに…
ドンへの文を思いおこす…
「チャンミン…愛している…」
俺はチャンミンの頬に
手をあてて口づけする…
もっとチャンミンを…
感じたい…
「チャンミン…
今宵は…ここへ…泊まっていけ…」
「えっ…」
「ダメ…か…?」
チャンミンは首を振って…
「……ダメ…じゃ…ありません…」
恥じらいながら…うつ向く…
「チャンミン…」
俺は…チャンミンに口づけしながら
チャンミンの衣に手をかけた…
つづく…
ユノ様…
気持ちのままに…
行動なさるのかな~
( ´艸`)
二人の
想いは…
一つ…だね…
画像はお借りいたしました。
ありがとうございました。