ホミン時代小説4 | 東方神起大好き!にゃみあんのブログ

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皆さま~
ホミン時代小説の続きです~





ホミンが苦手な方はスルーしてくださいませ~






















ホミン時代小説「花よりも君4」

シム・チャンミンのあの瞳…
あの…不安に満ちた瞳…


俺は、思い出すだけで
胸が苦しくなった…



俺は聞きたくない反面…
玩具にされる男子がどんな事をされるか
気になって…
ドンへに聞いてみた…




「え…いや~、
あんまり、お前には言いたくないけど…
大丈夫か?




「いいから話せよ!!」





ドンへは苦笑いをしながら



「玩具にされる男子は…
まぁ…側近達が1人を皆で代わる代わる
もて遊ぶ事もあれば…
沢山の男子に自分の相手をさせたり…
男子同士にさせて…見て楽しんだり…
まぁ…なんだ…
いかがわしい事には間違いないよな…



うつ向いて黙ったままの俺に
ドンへは、俺の顔を覗きこみながら…



「お、おい…ユノ…大丈夫か?」




「シム・チャンミン…」




「は?」





「シム・チャンミンも…
そんな事…させられるのか…




「あぁ~パク様に気に入られていたからな~




俺はドンへを見つめて…



「目をつけられたら…
すぐに玩具にされるのか…!?



睨みつけるように聞く俺に…




「そう、怖い顔すんなよ~
聞いた話だと…玩具になるまでに
一ヶ月ほどの時間が設けられるらしいぞ…




「一ヶ月…」




「あぁ…あの男学所とやらで
男同士のやり方を書物で学ばされるんだと…




なんて事なんだ…
そこまで…そこまで側近達は
腐っているのか…



後一ヶ月…
シム・チャンミンを救うのに…
後一ヶ月…



今、だって玩具にされてる
男子達がいるはず…

何とかしなければ…
そんな事…
許されない…



……………………………





俺は夜中に、
ドンへに教わったルートで
男学所の中庭に様子を伺いに
こっそり忍び込んでいた…



広い中庭から建家の様子を
伺っていると人の気配を感じて
俺は一瞬息を飲んだ…



中庭の隅の池のほとりに
誰か立たずんでいる…


月明かりに照らされた
その者を凝視すると…



悲しげに月夜を眺める彼…
シム・チャンミンの姿がそこにあった…



「そなた…シム・チャンミンか?」



彼はビクッとして
恐る恐るこちらを見た…



「シム・チャンミン…私を覚えているか?」




「えっ!?」




「古本屋で本を譲ってもらった…」




「あっ…あの時の…



俺は、ゆっくり彼に近づき


「安心しろ…
私は、そなたを苦しめたりせぬ…



その言葉に彼の表情が
なごむのがわかった…



月明かりに照らされた
彼の顔が、より美しく見え
俺は、しばし言葉を失なった…







つづく…








ユノと
チャンミン…

やっと
偶然の再会…

月明かりの中での遭遇ですな~
(〃∇〃)






画像はお借りしました。
ありがとうございました。