いつもお読み下さりありがとうございます！
数年前、多頭飼育で近所から相談がありTNRに入った現場。
定期的にのぞいていますが、この茶白の子はこの翌月亡くなりました。
エイズキャリア蔓延の現場だったので恐らく発症したと思われます。
ボランティアに関わるようになり、時折動物福祉に関するネットセミナーなどを視聴しています。
保護猫についてはテレビの影響などでここ数年で認知が深まってきたとは感じています。
ただ、まだまだ表面的なことも多く、地域猫と野良猫の違いがわかっておられない方も少なくないです
更に、もっと深刻な問題があります。
保護やTNRの現場に立ち会って数年になりますが、猫のことだけでは済まない現状に、考えさせられることが本当に多いと実感しています。
動物の多頭崩壊や遺棄、ネグレクトなどに繋がる根っこには、高齢者や介護支援、貧困などの問題が絡みついているのです。
わたしがよく視聴している岐阜の団体「人と動物の共生センター」のチャンネルで昨年末に行われたシンポジウムの動画を掲載します。
2時間におよぶ長い動画ですが、非常に有意義な内容になっています。
（こんなに有意義な内容なのに、いかんせん登録数もあまり多くないチャンネルのせいか、視聴数1000余人とはもったいなすぎると思います）
いくつかのセクションに分かれていて、
🔹人と動物の共生センター 理事長からの挨拶
🔹講演１ 犬猫相談ホットラインの現場から
🔹講演２ 認定NPO法人 自立生活サポートセンター理事長
🔹講演３ 岐阜市市議会議員より 地方議会の使い方
🔹事前質問 参議院議員 串田議員 国を動かす為のポイント
🔹パネルディスカッション 政策提言どう進めるか
…という形で、各専門分野に詳しい方々のお話で構成されています。
細切れでも構いませんし、概要欄を見て気になる項目だけでも良いので、よかったら見ていただければと思います。
動物のことだけではなく、わたしたち誰しもが今後通る可能性のある道について考えるきっかけになればと。
また、ボランティアなどをされていて行き当たった問題についての解決の一助になるお話もたくさん詰まっているのでおすすめです。
今や子供の出生数よりペットの飼育数が上回っていることが明らかになっています。
- 2023年の犬の飼育頭数は約684万頭、猫の飼育頭数は約907万頭（一般社団法人ペットフード協会の調査）
- 2023年の15歳未満の子どもの人口は約1417万人（JTB総合研究所の調査）
高齢化社会になるに従い、他人事ではなく目の前の課題になることだと思います。
お話の中にもありましたが、それぞれの困りごとを内側で抱えるのではなく、それらをもっと大きく共有して広げていくことが世の中を変えることにつながっていると感じています。
それがたとえ、ご近所の間での立ち話のレベルでも、人から人へ伝わり、大きな波紋になるのではないでしょうか。
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