我が家の猫さん、長男きーすはわたしが参加している猫ボランティアグループ「かぎしっぽ」から、次男猫れおんは友人の家族に保護されてやってきました。

さすがに、保護の経験に長けたグループからきた子と、個人が突然保護してやってきた子とはいろいろ違っていて、後から来たれおんはとても手がかかりました

昨日、我が家の預かりだった茶柱が正式譲渡となり、家族ができました

そのご家庭は動物と暮らすのが初めてで、とても誠実に向き合ってくださり、わからないことはたくさん質問も下さっていました

その際に我が家の猫を引き合いに出してお話ししていて、次男れおんほど大変ではないと思いますよ

とお話していたので、ふと保護当時のことを思い返しました。

茶柱によく似たれおん。

こんなに小さかった保護当時。

後肢肉球に怪我をしていました

保護した友人家族は引き取り手が見つかるまでの数日、子猫を病院に入院させてくれていました。

家に犬がいるので連れて帰ることができなかったのです

その後わたしが挙手して迎え入れることにしましたが、病院から車に運ぶまでの間にれおんは箱から脱出して逃亡、溝に入り込んでしまいます

病院の先生巻き込んでの捕獲劇の末、我が家へ…ここだけでもなかなかの経歴です

その後別室で隔離しますが、まだその頃はボランティア経験も預かりの経験もなく、あるのは過去に7匹の猫を飼育していた経験だけ。

7匹中4匹は、我が家で出産した猫の子猫を取り上げたので、子猫が育つ様子はずっとみてきていました

でも生まれた時から人間と暮らしている子猫は、人の生活に馴染むのが早いですが、お外で家族とはぐれたと思われる子猫はかなりてこずりました

1ヶ月は不眠に。

子猫を迎え入れる準備をしていたわけでなく、突発的な出来事だったのでケージなどもなく、お陰であらゆるものは破壊され、眼鏡のフレームはかじられてボロボロ…などなど

今思うと、1ヶ月じっくり人馴れされ、愛情注いで栄養もつけてもらってメディカルチェックも念入りに行われていた長男きーすは、一番大変なところを全部やってもらえていたなと。

↑保護当時の写真です。

たまたまきーすが面倒見がよかったので、れおんの社会化はうまくいきましたが、そうでなければふたり目をこんな風に迎え入れるのにはかなりの無理があったと思います

そういう意味で、ボランティアの元で保護された子猫はかなり仕上がっていて、人馴れしていない子だったとしても生活に入ると素直に馴れる子になってくれるのが素晴らしいと思います。

でも、こんな風な状況であったにもかかわらず、面倒見の良い長男猫がいたり、過去の経験があったりの偶然が重なりながらも我が家にやってきたれおんは、やっぱり縁があったんだなあと思います

奇しくもきーすを溺愛する息子に対し、きーすも可愛がるがれおんを溺愛する旦那、という形になり、甘やかす2人に対してわたしは客観的にみて対応するという構図が出来あがりました。

これはやっぱりご縁なのでしょうね

つい先日、paraviで見かけたドラマ「恋はつづくよどこまでも」をスピンオフの「まだまだ〜」も含めて視聴しました。

猫神様が出てくるこのドラマ、スピンオフでは本ドラマのストーリーの裏側でちょっとしたことが起こり、それが本ストーリーの恋へと繋がっていくのですが当人たちはまるで気づいていなくて、猫神様のみぞ知るところ…というようなお話でした。

実はわたしは猫さんの里親募集で里親様と繋がっていくのを見ている中で、猫は自分で自分のおうちを決めていると常々感じています

一見、わたしたちボランティアが里親募集の時期を選んで募集し、里親となる方が応募して名指ししたり譲渡会で選んで下さったりしておうちが決まっていくようですが、その裏では↑のスピンオフドラマと同じように、何かしら見えない力が働いて結果が決まっているのを感じるのです

うちに来たきーすも、当初から黒猫が良いなと思っていて、最初に見つけたのは違う黒猫さんでした。

見つけた時はたまたま病気療養中で、経過をみているうちに他の方からの声がかかったのですが、別で黒猫さんいると聞かされてお見合いしたのがきーすでした。

グループの保護っ子には過去に6回も出戻った子がいました。

とっても可愛い子で、グループのアイドルでしたし、先住さんがいるおうちでもとても懐こく振る舞い、素直で元気な性格で、どこへ出しても大丈夫！と太鼓判捺せるような子だったのに、先方の家族に突然アレルギーが発覚したり、先住さんが体調崩したり…など、思わぬことが次々に起こりました。

結果的にお店に来るお客様からのお申し出で、これ以上ない素敵なご縁と繋がりました。

また、譲渡会で立て続けにご縁がなかったのに、動画を観て下さり、この子！と決めて来られておうちが決まった子。

昨年わたしが預かりをした珠ちゃんです。

この時も不思議でしたが、里親様がやってこられるまで奥に引っ込んでいた珠、里親様が近づいた時に前に出てきたんです。

動画を観てこられたことは後で話されたので、本当にびっくりしました

他にも多くのドラマがあり、この子達はちゃんと自分が行くところを決めているなあと感じずにはいられません

猫さんとの生活を考えていらっしゃる方がいらしたら、きっとそのおうちに行こうと思っている猫さんがいるはずです。

1度目でうまくいかないことがあったとしたら、それもきっとご縁なのだと思います。

その子ではなく、他の子が待っているということなのだと。

週末は譲渡会です。

ぜひ、未来の家族となる子に見つけられに来てください！

『★譲渡会、やります!!　7月31日(土)開催!!★』とよなか猫のかぎしっぽへのご支援、いつもありがとうございます。お久しぶりの譲渡会、開催が決定しました!!引き続きコロナ対策のため、事前予約制です。ご参加頂け…

ameblo.jp

また、譲渡会にはまだ出ていない子もまだまだたくさんいます。

順次動画制作いたしますので、そちらをチェックして下さい。

赤い糸の子がいるかもしれません

youtube更新しました。

トライアルへ行ったちゃーちゃん。

これはそのずっと前、寛ちゃんと対面した時のお話です。

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