保護猫さんのことを書くことが多いわたしのblogですが、身体が空いているタイミングの時はTNRのお手伝いもしています。
わたしの住む地域にものら猫さんは多く、元々保護猫ボランティアをするきっかけになったのは
わたしが以前うちに保護猫を引き取ったご縁で、近所に現れるのら猫さんの手術をしてもらうためでした。
うちの家の敷地内に餌を撒いていくお年寄りがいて、猫が居つくようになりました。
貼り紙をして撒くのはやめてもらいましたが、このまま放置することができず、家で保護しようかと考え、餌付けをして少しずつ距離を詰めていたところ、とつぜん姿を消してしまいました。
そんな折、大きな地震で我が家の猫が網戸を突き飛ばしてベランダから飛び降りかけてしまいました。
元々神経質なところがある子で、もう1匹、パートナーになる猫さんを迎え入れた方がいいかもと考えていた矢先、友達が車に轢かれそうになっている子猫を保護。
SOSを受けてその子猫を引き取ることにしました。
その翌日、なんと外猫の子が子猫を連れて現れたのでした。
↑茶トラっぽい子とキジ白っぽい子猫
かなり小さいけれど、授乳はしているもののドライフードを一緒に食べていました。
↑自分の分を子猫に与える母猫さん
この時点で子猫の保護と、母猫のTNRを依頼しました。
ところが直後に台風が来て、どうやら子猫たちと親猫ははぐれたか、子猫を誰かが連れ去ってしまったようでした。
数日の間、子猫を求めて鳴いている母猫の声が響いていました

それでも母猫のTNRだけでもと考えていたのですが、その後急に姿を見せなくなってしまいました。
数ヶ月後、現れた母猫は前にもまして痩せ細っていて、大怪我をしていました。
腕は大きくえぐれ、額にも深い傷がありました。
怪我をして動くことができなかったのかもしれません。
ようやく姿を見せてくれたので、体力が回復するのを待ち、TNRに取り掛かりました。
この後、保護猫の実情をお聞きすることとなり、預かりとして参加させてもらうことになったのがちょうど一年前です。
この外猫は、ほんの一年の間に妊娠出産し、子猫を失い、自身も大怪我をしてしまっていました。
近くで様子を見ていた、わたしという人間がいたのに。
猫が外で暮らしていくということがいかに過酷なことであるか、つくづく考えてしまいました。
こうしてTNRの存在も知り、お手伝いをするようになり、この一年間でわずかではありますが、色んな現場を見てきました。
この子猫はびっこを引いていました。
保護を考えて連絡をとってる間にいなくなってしまいましたが、あとで他の保護をされてる方が保護をしたということがわかりました。
大人の猫でもそうなのに、こんなに小さくて、身体も丈夫でない子にとって、生きていく事はかなり難しいです。
同じ地域の中でも他の団体の方が対応されることもあり、地元の人や餌やりをする人、ボランティアの人などが連携することで、少しずつのら猫さんを減らしていきつつ、殺処分の数も減らしていくことができます。
散歩中に子猫に出くわすこともあります。
この猫さんは地域の方からの依頼でTNRをさせてもらいました。
この子は耳カット済みで、手術が終わった子です。
ふっくらとしていて、地域の人から守られている様子が分かります。
この子は近所の車の下にいつもいた子です。
母猫をTNRして、子猫を保護する予定だったのですが、いつの間にかいなくなってしまいました。
数匹いたうちの1匹の子猫は、この車が出庫する時に轢かれたと聞きました。
毛足の長い外猫さん。
長毛の子は外で暮らすと、毛玉がひどくなり、とても辛そうです。
外に暮らしている子は、
/
・人が捨てた
・外で放して飼っている猫が子供を産んだ
\
元々はこのどちらかです。
最初から野生の猫はいないのです。
去勢手術をせずに外に出して飼ったり、生まれた子猫を外に捨てたりするのは、猫が悪いのではなく、そこにやってはいけないことをする人間がいるからなのですが、疎まれてしまうのは猫…
餌やりの方から、虐待する人の話を聞くたびに胸が痛いのですが、苦手な人にとっては嫌なものでしかなく、折り合いをつけることの難しさを実感します。
今回、そういう方に対して説得できる材料となる資料を掲載されていた記事を拝見しましたので、こちらに載せておこうと思います。
非常に心強い資料だと思います。
また、ちょうど同じ本日、わたしが活動するグループのblogの方でも、TNRについて強く呼びかける記事がアップされていましたので、こちらも掲載させていただきます。
ちなみにこちらは保護活動について
保護活動もTNRも両方必要で、どちらかが欠けても成り立たないのです。
世の中、人のことで大変という風潮ですが、そんな時でも猫たちの増加は待ったなし。
これから子猫の増える春に突入です。
がんばらなければです。

Youtube更新しました。

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