解説
巨匠リドリー・スコット監督がメガホンを取った『エイリアン』シリーズの原点となるSFホラー。
移住のため宇宙船コヴェナント号で旅立ったクルーたちが、
ある惑星で遭遇した出来事を描写する。
アンドロイドを『スティーブ・ジョブズ』などのマイケル・ファスベンダーが演じ、
ヒロインを『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』などのキャサリン・ウォーターストンが熱演。
スコット監督が構築した世界観と衝撃の展開に絶句する。
あらすじ
宇宙移住計画を遂行するため、コールドスリープ中の男女2,000人を乗せた宇宙船コヴェナント号は、植民地の惑星に向かって宇宙を航行する。
最新型アンドロイドのウォルター(マイケル・ファスベンダー)が船の管理を任されていたが、
途中で事故が発生。乗組員たちは必死で修復作業に取り組み……。
映画レポート
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「エイリアン コヴェナント」アンドロイドと監督の残酷性が一体化した、エイリアンの原点回帰!
御歳79歳の巨匠リドリー・スコットにとって、いわゆる「2」や「3」「4」は無きに等しい。
それは映画史上もっとも恐ろしいクリーチャー、エイリアンの生みの親として、
第1作目の「エイリアン」(79)に対する徹底した自己言及ぶりを見れば明らかだ。
およそ30年ぶりにSFジャンルに戻ってきた「プロメテウス」(12)では、
「エイリアン」に登場する蹄型の宇宙船と、その中で化石化していた巨大異星人に着目し、
かの禍々しき怪生物が生まれる起因を描いた。
そして今回の「エイリアン:コヴェナント」で「エイリアンがなぜあのような容姿に?」
という核心へと距離を縮めている。
西暦2104年。惑星オリガエ6に向かう途中の入植船コヴェナント号は予期せぬ事故に遭い、
船長ほか47名の入植者を失ってしまう。
残されたクルーは移住計画の見直しを図るが、
その過程で「カントリー・ロード」を奏でる謎の発信音を傍受。
出所を探ったところ、目的地の近くに移住可能な別の惑星を確認する。
彼らはそこへ調査のため降り立つものの、現地で謎の生物の襲撃を受け、
さらにはアンドロイドのデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)と遭遇する。
デヴィッドの登場からも分かるとおり、本作は「プロメテウス」から10年を経た地続きの世界だ。
しかも彼こそが、エイリアンを完成型へと導く一翼を担うのである。
開巻、デヴィッドは創造主であるウェイランド社長(ガイ・ピアース)との対話を通じ、
自分が人間より優れた存在であることを確信する。
その彼が向かう先は、己れが創造の神となることーー。
この戦慄めいた「負のサイクル」に心底スリルを覚えるには
「プロメテウス」の事前観賞は必須といえよう。
また「サイクル」ということでは、本作はエイリアンの原点である「恐怖」に立ち戻り、
ブルータルな地獄絵図を展開させている。
クルーが血だまりに足をとられ、ネオモーフ(ゼノモーフ(成体)の前段階のエイリアン)の猛攻にさらされるシーンや、
レクター博士も尻込みするようなデヴィッドの生物実験室など、
内臓感満載のおぞましいイメージが観客を憂鬱な気分にさせる。
後半、物語の主導権を握るダニエルズ(月亭方正似が愛らしいキャサリン・ウォーターストーン)のヒロイン像も、
リプリー(シガニー・ウィーバー)の鋳型と見事にマッチする。
いやぁ、それにしても これが傘寿を迎える老君の作品とは到底思えない。
狂気にして荘厳、保守性など微塵もない、現代にも適合する優れたSFセンス。
恐るべき創造の神は、リドリー・スコット本人に他ならないのだ!
yahoo映画より WOWOWにて鑑賞
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プロメテウスを観た時 あまりに期待が大き過ぎて ちっとも面白感じられなかったので
これは?! と 少し冷めた目で観はじめた
エイリアンは恐怖映画ですが 何故こんな化け物が生れたかと言われれば
もともと宇宙にいた得体のしれない化け物でしょ!!と思っていたのだが
そうではなく 生み出されたもの?!Σ( ̄□ ̄;)!!!
所詮 人間って 弱いものなのね
ラスト
眠る間際、主人公はウォルターにお願いをする。
「湖畔に家を建てるのを手伝ってくれる?
・・・ウォルター?
うそでしょ?
うそーーーーー!!!!」
アンドロイドはウォールターではなく左手首を偽装したデヴィッドだった。
口の中に隠していたフェイスハガーの卵を2つ取り出し、
2000人の胎児が入っているスペースへ入れておく。
きゃーーー 怖い!!