冬のツーリングは結構過酷である。
多くのライダーは冬眠しているが、
こんな時期でも出先でライダーとすれ違うことがある。
ああ、この人も変態なんだなと思う。
この日は、前日に雨が降ったため、峠道には雪が残っていた。
砂利のダート道に関しては、雪が残ってもこの程度であれば走破性に問題はない。
このようなところでは、凍結している箇所がある。
バイクをほぼ直立に保ち、極低速でいつでも両足を出せる状態で走る。
当然滑ることもあるが、その前提で構えておけば対処できる。
半端に踏み固められた状態が最も厄介である。
柔らかめであれば車重で押し潰せるのだが、踏み固められた箇所は
形状によってはズルっと滑ることがある。
目線は遠くに、路面を読んで予測、車体はできる限り直立キープ、
急のつく操作を避けるなどがポイントだろう。
目新しいことはないが、やはり基本は大事なのである。