新版 赤ちゃんのいる暮らし (ちくま文庫)/筑摩書房
¥756
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「いやになったら適当にするくらいののんきさを持ったほうがよさそうです。

完璧な世話よりも、見つめ、においをかぎ、愛撫して暮らして下さい」

最初に出たときから数十年経過しているので、多少感覚が合わない箇所があるものの、読んでいてほっとするところのある本だった。


満足度:★★★★☆

源氏物語の結婚 - 平安朝の婚姻制度と恋愛譚 (中公新書)/中央公論新社
¥861
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律令に注目して源氏物語を読み解いた本

これまで通説とされていたこととは異なり、平安期においても基本的には一夫一婦制であり、さらに後見人が重要であったことが立証されている。

正妻とそれ以外の女性たちとの差(その女性たちが産んだ子供に対する差も含めて)も明らかにされており、源氏物語が正妻の座をめぐる葛藤を描いたものであることを改めて主張している。


読みやすく、源氏物語に関する本の中でも面白いものだった。


満足度:★★★★☆

高学歴な親はなぜ子育てに失敗するのか (中公新書ラクレ)/中央公論新社
¥798
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何代も続くいわゆる名門の家と、一代で成り上がった高学歴な家を例に挙げ、親と子供のギャップを描き出すとともに、自分の子育て体験を紹介して、子育てには何が重要なのかを主張している。

主張についてはおおむね同意だが、それを実現することが難しいことは言うまでもない。


満足度:★★★☆☆