源氏物語の結婚 - 平安朝の婚姻制度と恋愛譚 (中公新書)/中央公論新社
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律令に注目して源氏物語を読み解いた本

これまで通説とされていたこととは異なり、平安期においても基本的には一夫一婦制であり、さらに後見人が重要であったことが立証されている。

正妻とそれ以外の女性たちとの差(その女性たちが産んだ子供に対する差も含めて)も明らかにされており、源氏物語が正妻の座をめぐる葛藤を描いたものであることを改めて主張している。


読みやすく、源氏物語に関する本の中でも面白いものだった。


満足度:★★★★☆