ダディ・ロング・レッグズ | 猫棒徒然雑記_mirror

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コラム系日々雑記。半径5センチの超近視眼的日常。

2020年9月24日(木)~27日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

原作:ジーン・ウェブスター
脚本・演出:ジョン・ケアード
音楽・編曲・作詞:ポール・ゴードン
編曲:ブラッド・ハーク
翻訳・訳詞:今井麻緒子

出演:井上芳雄 

 

あらすじ

孤児院に暮らす18歳の少女ジルーシャ・アボット(坂本真綾)は
ある夜、「大学への進学と勉学を保証する」という思いもよらない手紙を受け取る。
条件は、月に一度手紙を書くこと。
手紙の送り主は、その夜に見た
車のヘッドライトに照らされる足長蜘蛛 “ダディ・ロング・レッグズ”のような影。
影でしか見たことのない相手だったが、ジルーシャは心を躍らせ手紙を送り続けた。
影の正体であるジャーヴィス・ペンドルトン(井上芳雄)もまた、
知性ある手紙を送ってくれる彼女に惹かれていくのに時間はかからなかった。
そしてついにジャーヴィスは、影の正体であることを隠してジルーシャの前に現れる——

 ↑

公式サイトより

 

取らたら行こうと

軽い気持ちで大千秋楽を申し込んだら、

まんまと取れてしまい、

 

熱心なファンの方に申しわけないなと思いつつ、

初見で大千秋楽の熱演を見てきました。

 

3年ぶりの再演ということで、

前回はなんとなく見送ってしまったので、

今回が初見のわけですが、

 

見てよかった!

 

コロナ禍の今だからこそなのかもしれないけれど、

二人の心の交流が織りなす

そう!

縦の糸はあなた 横の糸はわたし

 

の、あの世界!

二人が出会ったからこそ

織りなし作り出す世界が

舞台の上で素敵な作品になっているのでした。

 

原作は超有名世界文学

足長おじさん

で、自分も小学生ぐらいの時に

読んだと思うけれど、

 

なんとなく、こうだよなと思ってた物語で

ちょっといろいろ違っていて、

 

なにが一番違うかといえば、

ジルーシャが強く独立した女性として

描かれていて、

 

どちらかといえば、

ジャーヴィスが名門の家の

爪弾き者として描かれていることだろうか。

 

ジャーヴィスが自分にない強さを持った

ジルーシャにどんどん惹かれていくさまを

井上芳雄さんが繊細に情感たっぷりな歌で表現。

 

いやあ、

ラブストーリー!

いいじゃん!!!

 

普段は心にガツンとくるような

シリアスものが好きなのだけど、

 

コロナのせいで荒んだ心には

じわじわニヤニヤする

二人の関係が心地よかったです。

 

ただひとつ残念だったのは、

今、どこの劇場でも

混雑緩和の名目で

規制退場が設けられているのだけど、

 

とにかくとにかくとにかく

手際が悪くてぇぇぇぇぇぇぇ!

 

10分も待たされた。

ひでぇ!

余韻もクソもだいなし。

 

ああ、ブリリア……大嫌い。

もう来たくないな、この劇場。

来年、スパマロット観にくるけど。

ちぇ。