エルパソが観光の拠点となるもう一つの観光名所、White Sands National Monument 。
石膏の粉が堆積して形作られているこの白い砂丘。
とにかく眩しかったです
エルパソから車を走らせ、あと少しで到着のはずなのに辺りは荒野というか草原ばかりで、ちっともそれらしきものが見えないなぁ・・・と思い始めたその時。
写真左手、草むらの向こうに小高い白いものが見えてきました。
おお、あれか!?
突然現れるんだな。。
砂丘の面積のうち、公園として保護されているのは4割のみで、残りはなんと、
全米最大規模のミサイル射撃場として使われています
そのため、公園に入る前に軍の検問所を通ることに。。
(いや、軍じゃないかもしれないけれど、とにかく検問所。
そんなものがあるとは思わなかった。)
国境を超える時くらいの気軽~な気持ちで車を寄せたら、何やら物々しい雰囲気。。
軍人さんにIDとして免許証を見せたところ、アメリカ人かどうかを聞かれ、そうでないと答えると、
「ビザを見せなさい。」
ええええ
ビザはパスポートに貼り付けられていて、
今回は国境は超えないからパスポートなんて持ってきてない
と訴えたら、「あっちに車を移動して待て。データを照会する」と言って免許証を持っていかれた・・・
要するに在米外国人の場合、合法的にアメリカに滞在していることを証明できなければいけないらしい。
ど、どーーーーするよ。。
ここまで来て、入れないなんていうことがあっていいのかっっ
とドキドキして待つこと10分くらい。。
ようやく軍人さん再登場。
そして夫が、SSN(社会保障番号)だったか何だったか、とにかく本人しか知り得ない情報を質問され、無事答えられたので免許を返却され、何とか通過を許可されました。。
免許証の情報にSSNやら何やら諸々の情報が紐づけられているのですが、免許を持っているのが本人かどうかを確認したかったようです。
「常にビザを携帯するように」 と怖~い顔で言われました
「国境を超えるわけでなくても?」 と聞いたら、
「そうだ」
チッ、何でだよっ!
「は~い。。。。。。。。」
教訓:
ホワイトサンズに立ち寄る予定がある場合は、たとえ旅行中アメリカ国外に出ないとしても、
ビザ、すなわちそれが貼り付けられているパスポートを持参しましょう
(アメリカ在住ではない、単なる旅行者の場合はパスポートを見せればいい話だと思います。
不法移民が絶えないメキシコ国境地帯だから余計に警備が厳しいのかも。)
あー、良かった
前置きが長くなりましたが、こちらがビジターセンター。
いくつかトレイルが整備されており、各トレイルには所々にこのマーカーがあるので、これを見失わないように気を付けながら道を進みます。真っ白い砂丘では方角が分からなくなる「ホワイトアウト」があり、真夏は40℃にもなる暑いこの地で道に迷ってしまったら危険です。
眩しくてサングラスが必須ですが、サングラスをかけてしまうとこの純白さを味わえない。
でもサングラス無しでは直視できない。
でも本来の白さを見たい。
と、その葛藤でございます(笑)
上手く撮れませんでしたが、砂丘の向こうにどーーーんと青い山脈があり、白い砂丘に映えて
公園の数カ所にこういったピクニックエリアがあり、日除け付きのテーブルが並んでいます。
観光客を乗せるためのラクダもいました。
この白さ、そして陰影を楽しむためにはやはり、少々暑くても日中に行くべきかと思います。