ASCO 2017 メモ | 不良リーマンの気ままな日記 肺がん1Aから3A昇格~再発

不良リーマンの気ままな日記 肺がん1Aから3A昇格~再発

2015年7月(55歳)肺がん右上葉切除。1Aのはずが病理検査の結果3Aに昇進! 
そして、2019年10月の検査で小脳転移。

いつまで続けるかわかりませんが、皆さんのお役にたてるといいですね。それに、自分も励まされてます。

 
ASCO 2017のメモ。 演題の数はものすごくたくさんあるのでネットなどで取り上げられたものだけメモってみる。 
 
明日、造影CTなので、テスト前の一夜漬けの気分なのだ。
 
まず、キイトルーダ+カルボ+アリムタの続報
 
FDAが迅速承認したわけだが、本承認ではない。 観察期間を延長した結果は、まだ有効ですよ、ってことで引き続きOKだ。 
 
でも、この治療法は日本では申請さえされてない。 じゃ治験は、っていうと、この承認の元になった治験は第2相で、現在は第3相が走っている。 これなのだが、登録はすでに終了とでている。
一方、国立ガンセンターでは、同じものと思われる治験(T4273)がまだ登録中となっている。 
 
たぶん、終わってるんでしょうね。
 
免疫チェックポイント阻害剤のバイオマーカー
分かりやすく説明してくれないとわからないのだが、キイワードはTMB(Total Mutation Burden)と言わる、「遺伝子変異が壊れまくっていると値が高くなる指標」、でしょうか。
 
免疫チェックポイント阻害剤が効くのは、PD-L1の発現が高いのはありとして、TMBが高くても効く。 
でも、これって、以前から言われてるので、正直、目新しくはない。 
 
ただし、PD-L1とTMBの相関は、ない、ってことは初耳だ。 ってことはですね、厚労省がオプジーボの適正指針としてPD-L1の発現を1%以上としたのは、やっぱりおかしい、ってことなのだ。
 
一方、これも以前にどこかで読み散らかしたけど、TMBが高い~=喫煙者、という傾向にあるようだ。
 
じゃ、オレには効果がないかもしれない。
 
Molecular determinants of response and resistance to anti-PD-(L)1 blockade
in patients with NSCLC profiled with targeted next-generation sequencing
(NGS)
この発表はTwitterでもつぶやかれてましたね。 つぶやきじゃ、わからないよ!
 
TMBとPD-L1は相関がない、というのは下の図が説明している。 確かになさそうだ。
 
 
A) 臨床的に効果のある場合やCR/PRの場合、TMBも高い。
C) TMBが高いと、PFSも改善される
D) 臨床的に効果のある場合やCR/PRの場合は、喫煙者の傾向にある
 
 
 
うーーん、下の図。 TMBもPD-L1も高ければ、効きますよ、60%。
どっちもないと、効きませんよ、17%。 これって、どっちもなくても17%も効いてる、って解釈したら間違い?
 
やっぱし、消化不良なのだ。 よく分からない。
 
 
今日は、吉祥寺に散歩+買い物にでかけた。 曇り空で散歩にはちょうど良かったのだ。
 
立ち寄った、Light Up カフェ。 「フルーティーな珈琲」というのを初めて味わった。 長い間、深入り焙煎一辺倒だったので、ちょっとしたカルチャーショック。 
 
 
でも、オジサンはやっぱし深入りが好きなのだ。 
 
 
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